世の中には様々なスポーツがあり、ボールを用いて行う競技が多くありますよね。
代表的なものでいえば、野球、サッカー、ゴルフなどでしょう。
そして、一例ですが、野球で160キロオーバーの投球がなされた時には、大歓声が上がることでしょう!
このように、時として球技におけるボールの速度は人々の熱狂を誘います。
というわけで、個人的な興味から、球技におけるボールの速度を調査してみました。
なお、本記事は、2017年6月11日時点での記録(主にギネス記録)をもとに作成しております。
また「もっと球の速い競技」もあるかもしれません。
その際はご指摘いただけると幸いです。
それでは、早速ランキング9位から見てみましょう!
(Author: アール)
目次(タップでジャンプ)
第9位: クリケット(161.3 km/h)
まず第9位はイギリス発祥のスポーツ『クリケット』です。
日本では話題にはならないスポーツですので、なじみのない方も多いと思います。現在では主にインドで人気のスポーツですね。
野球のように、投手と打者が対峙して、ボールを投げて打つことで試合が進展していくのですが、野球とはだいぶ似て非なるものと感じます。
クリケットの詳細は置いといて、投手が投げた速度のこれまでの最速記録が
161.3km/hとのことです。
これは、2003年9月22日にアフリカのケープタウンで開催されたワールドカップにて、ショアイブ・アクタール選手(Shoaib Akhtar、パキスタン)が記録したものです。
第8位: アイスホッケー(177.5 km/h)
第8位は、球形のモノを扱ってはいませんが(笑)『アイスホッケー』です。
アイスホッケーでは、円盤状のパックをスティックで打ちますが、その時の最速が177.5km/hということで、デニス選手(Denis Kulyash、ロシア)が2011年2月5日に記録しました。
第7位: サッカー(183 km/h)
おなじみの『サッカー』は第7位です。
これはイングランドのプレミアリーグでデイビッド・ハースト選手(David Hirst、イギリス)が、ゴールに向けて放ったシュートの速度が183km/hだったそうで、
だいぶ古いですが1996年9月16日に記録したものです。
サッカーは割と大きめなボールなので、7位に食い込めたのは健闘したと言えるのではないでしょうか?
第6位: ラクロス(192.96 km/h)
第6位は『ラクロス』です。
クロスと呼ばれる先端に網のついたスティックを用いてボールを奪いあい、そして相手側のゴールに入れて得点を競う競技ですね。
クロスを大きく振りかぶってボールを放つと、遠心力で野球の投手よりは速い球を放てそうですね。
実際、パトリック選手(Patrick Luehrsen、アメリカ)が、2015年9月29日に、野球の最速投手より速い192.96kmを記録しました。
第5位: 野球(194.89 km/h)
第5位は『野球』です。
野球というとピッチャーの球速に目がいきがちですが、実はピッチャーの球を打ち返した、打球の方が速いです。2017年6月10日、ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手が強烈な弾丸ライナーの本塁打を放ちました。MLBでは「スタットキャスト」という高性能解析システムを用いて打球の速度も計測可能となっています。この時計測された打球の速度はなんと121.1マイル(時速194.89キロ)となります。
ちなみに、ピッチャーの最速投球はといいますと、アロルディス・チャップマン投手(Aroldis Chapman、キューバ)が投げた最速の速度が169.14km/hとなります。
⇒ギネス記録のページはこちら
最速投手に関しては、当ブログの別ページでまとめていますので、気になる方は下記リンク先を参照していただけると幸いです。
・世界最速ピッチャーは?日本と世界の球速ランキング!
第4位: テニス(263 km/h)
第4位は『テニス』です。
これは、サミュエル・グロス選手(Samuel Groth、オーストラリア) が、2012年5月9日に記録したものです。
サーブの時に263km/hが計測されたそうなのですが、この速度でサーブを受ける身になると恐すぎですね。
私なんかはバッティングセンターの120キロでも恐いくらいなので(笑)、その2倍超とは...!
第3位: ハイアライ(302 km/h)
⇒ギネス記録のページを発見できなかったのでwikipedeia
さて、ベスト3です。
第3位は『ハイアライ』というヨーロッパのバスク地方発祥のスポーツです。現在では、ラテンアメリカ諸国やフィリピンで人気だそうです。
この競技では、セスタと呼ばれるグローブのようなものを右手にはめて、それでボールをキャッチしたり投げたりします。
写真を見て頂ければわかると思いますが、グローブのようなものとはいっても、投げた時にはラクロス以上に速度が出そうな形状をしていますね。
実際、ホセ・ラモン・アレイティオ選手(Jose Ramon Areitio)が302km/hを記録していますし、「世界最速のスポーツ」なんて呼ばれてもいるそうです。
が、私が調べた限り、これを上回る競技がありました。
第2位: ゴルフ(349.38 km/h)
第2位は、これもおなじみですが『ゴルフ』です。
一流選手のドライバーショットは、こんなにも恐ろしい速度が出るものなんですね。
この349.38km/hは、2013年1月23日に、ライアン選手(Ryan Winther、アメリカ)が記録したものです。
さて、残すは1位のみとなりました。
栄えある世界最速の競技はといいますと・・・
第1位: バドミントン(493 km/h)
⇒493kmのギネス記録のページは見当たらなかったのでwikipedea
なんと、第1位は『バドミントン』です。
ぶっちぎりです!
しかもボールではなく羽根です(笑)。
バドミントンは、公園で家族連れで楽しむ姿が普通にみられ、ゆっくりとしたラリーをイメージされる方が多いと思います。
ですが、タン・ブンホン選手(Tan Boon Heong、マレーシア)が記録したのは
493km/h!
バドミントンでこの速度、信じられませんよね!
バドミントンの場合、スマッシュ直後の初速は速いのですが、空気抵抗ですぐに速度が落ちてしまうため、速度の落差が非常に大きい競技ともいえますね。
ゆえに、「バドミントンが世界最速」というイメージが持ちづらいのかもしれません。
とはいえ1位は1位です(笑)
ギネス記録を出した時の映像がありますので、お時間のある方はご視聴してみてくださいませ。
https://youtu.be/7C56kivaOV4
裏1位: クレー射撃(1440 km/h)
オリンピック競技でもあり、球(弾丸)を扱う競技でもある(笑)のが『クレー射撃』です。
一応説明すると、クレーというお皿のようなものが射出されて、それを散弾銃で狙って撃つ競技です。
で、散弾銃で発射される弾の初速は大体1440km/hとの事です。
はい、でも球技というには無理がありますので、もちろん単なる冗談です。
でも、バドミントンの世界最速(493キロ)を約3倍すれば、散弾銃の速度(1440キロ)に達するというのは、やはり驚きです。
個人的にバドミントンショックがいまだに残っています(笑)。
まとめ
すでに記事中で述べておりますが、調査していく過程で”球技という表現は良くないな”と気付きました。
というのは、ボール以外を扱う競技もかなり多いからですね。
例えばアイスホッケーでは、球形ではなく円盤型のパックとよばれるものを使用しますし、バドミントンではシャトルと呼ばれる羽根を使用します。
このように、厳密には球技ではないものまで含まれてしまっておりますが、今回の競技を全て包含する簡易的な表現が思いつかなかったため「球技」とひとくくりにしてしまっております。この点はご容赦願います。
しかし、バドミントンが1位という結果は、私自身、かなり衝撃でした。
これからバドミントンに対する印象が変わりそうです(笑)。
速さというのは、何か人を虜にしてしまうものがあると個人的に感じます。
スポーツに限らず今後も色々と速度に関して記事を発表していけたらと思います。
最後まで、読んでいただきありがとうございました。
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