今回は、5つの「絶対に聴くべきロックバンド」をご紹介いたします!
ロックの歴史を変えた伝説的なバンドから、ちょっぴりマイナーで風変わりなバンドまで、様々なテイストのロックバンドを洋楽を中心に厳選してみました。
これを聴けばきっとあなたのロック観も変わるはず!?
もし、皆さんの知らないバンドがあれば、是非聴いてみてください!
(Author: るるる)
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知る人ぞ知る!?日本語ロックにおける伝説バンド
80年代にデビューし、現在もなお日本のロック界の伝説として語りつがれている「ローザ・ルクセンブルグ」というバンドがあります。
知名度すらあまり高くないものの、このローザ・ルクセンブルグというバンドが、今日の邦楽ロック界に与えた衝撃と影響は計り知れないものがあります。
ローザ・ルクセンブルクは80年代にボーカルの「どんと」を中心に京都で結成されました。
デビュー後は当時の音楽界を牽引していた細野晴臣や矢野顕子らに絶賛を受け、現在でも伝説のバンドとして、くるりなど様々なミュージシャンにリスペクトされています。
黒人音楽をベースにした、身体の芯から動かされるようなリズムと、ファンクが混ざったような爆音のギター、意味はよく分からないけど直感的に頭に飛び込んでくるような「どんと」の歌はまさにロックンロールそのものです。
ローザ・ルクセンブルクの解散後、ボーカルの「どんと」は新たにBo Gumbosというバンドを結成していますが、こちらのバンドもローザ・ルクセンブルク同様、日本のロック界に多大な影響を与えることになりました。
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ちょぴり変態、だけどポップ。
UKきっての実力派バンド
UKのロックバンド、Super Furry Animals(日本では通称スーファリ)は、いまやブリット・ポップだけでなく、世界のロック史上においても最も重要なバンドの一つになったと言えるのではないでしょうか。
彼らの作るちょっとひねくれているのにどこか人懐こいサウンドは、もう月並みなロック・ミュージックは聴き飽きたよ…なんて方の耳にもきっとビビッと来るはず!
変人としても名高い(!?)ボーカルのグリフは、日本のサブカルにも興味があるらしく、各国で行われるライブでは恐竜戦隊ジュウレンジャーのお面を被って歌うパフォーマンスが恒例となりました。
また、UKロックの大先輩でもある、あのThe Beatlsのポール・マッカートニーにスーファリのメンバーが会った際には、持参したニンジンをポールにかじらせ、その音をレコーディングに使うなど、なにかと話題につきないバンドでもあります…。
しかしながら、音楽のクオリティは非常に高く、どのアルバムをとってもハズれなし。
ポップでありながらも批評性に満ちたその楽曲のセンスには脱帽せざるを得ません!
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その影響は計り知れず!唯一無二のアヴァンギャルド
60年代からニューヨークを中心に活動をし、グラムロックやノイズ・ミュージックをはじめとする以後の様々な音楽に決定的な影響を与えた、バンドがありました。
そのバンドの名前は「The Velvet Underground」
ボーカリストのルー・リードを中心に結成されたThe Velvet Undergroundはヒッピー・ムーブメントなどを中心に熱気を帯びていた当時の音楽シーンにおいて、静かな異彩を放っていました。
彼らの音楽を聴いた事がなくても、彼らのアルバムのジャケットである、あの「バナナのイラスト」を知っている人は多いのではないでしょうか!
もはや音楽そのものより、このバナナのイラストの方が知られているかもしれない彼らですが、その音楽性は一体どのようなものだったのでしょうか?
実は、そのポップなバナナのジャケットのイメージとは裏腹に、The Velvet Undergroundの楽曲の多くは実験的で、いわゆるポップとはかけ離れたものでした。
むしろ彼らの音楽は、60〜70年代という激動の時代の中に埋もれていた、ドラッグやセクシャリティといった、いわば社会の影の部分を淡々と表現していたのです。
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ハッキリ言ってはじめて彼らの音楽を聴いた人は、なんだか単調で退屈な音楽だなぁ、と思うのではないでしょうか…。
しかし、出来れば何か一枚だけでも彼らのアルバムを通して聴くことをおススメします!
ノイジーで陰鬱なだけにも思えるような彼らの音楽ですが、ふと「これは、凄い名盤かもしれない」と思う瞬間があるかもしれません。
彼らの音楽には、ロックのもつ荒々しさだけではなく、不思議とどこか予兆に満ちた、静かな安堵感のようなものがあるのです。
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90年代のブリット・ポップと言えば…
もし、「90年代のブリット・ポップと言えば?」と聴かれたら、皆さんはどんなバンドを挙げるでしょうか?
もしかすると、結構コアなバンドを挙げる方もいるかもしれませんが、やはりOasisやBlurなどが大定番と言えるのではないでしょうか!
しかし、彼らを含めた数々のバンドに少なからずの影響を与え、90年代ブリット・ポップの先駆け的な存在となったバンドがいます。
そのバンドとは…そう!!
「The La's」です。
「The La's」は1980年後半、リヴァプールで結成されたバンドで、彼らの代表曲である「There She Goes」は多くのミュージシャンによってカバーされました。(他も素晴らしい曲ばかりですが…)
素朴でありながらも、心に染み入るような彼らのメロディと演奏は、60年代のブリティッシュ・ロックの再来を想わせつつも、その枠に収まらない魅力をもっていました。
レーベルとの関係の悪化やメンバーの脱退などからデビュー作の一枚を残し解散となってしまったThe La'sですが、彼らの唯一のアルバム「The La's」は現在でも多くのロック・バンドのバイブルとなっています。
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まるで映画のサウンドトラックのような幻想サウンド
2001年にアメリカのオレゴン州で結成されたシンセ・ポップバンド「Chromatics」は、特にインディー・ロックが好きな人ならば必聴のグループであると言えるでしょう。
その耽美で幻想的なサウンドは80年代のシューゲイザー・ミュージックに影響を及ぼした、コクトー・ツインズなどを彷彿させます。
静かに映像が展開していくような「Chromatics」の音楽ですが、実際に彼らの楽曲のいくつかは、ドラマや映画などのサウンドトラックとしても使用されました。
2014年に、発表された彼らの4作目のアルバム「Kill For Love」は、海外のメディアをはじめとして大きな評価を得ることになりました。