ピッチャーの球速!野球で良く話題になるトピックのひとつですね。
球場で160キロ!なんて出たら大盛り上がり!
そんな人々の熱狂を誘う球速についての日本ランキング、世界ランキング(※MLBランキング)をご紹介したいと思います。
それでは、まずは日本のランキングからです。
(ライター: アール)
日本での球速ランキング
球速 | 日付 | 所属 | 名前 | |
---|---|---|---|---|
1 | 165 km/h | 2016年10月16日 | 日本ハム | 大谷翔平 |
2 | 162 km/h | 2008年6月1日 | 巨人 | クルーン |
3 | 161 km/h | 2010年8月26日 | ヤクルト | 由規 |
2016年10月14日 | ソフトバンク | ロベルト・スアレス | ||
2017年8月29日 | 阪神 | ラファエル・ドリス | ||
2019年3月29日 | ソフトバンク | 千賀滉大 | ||
2019年4月6日 | DeNA | 国吉佑樹 | ||
4 | 160 km/h | 2009年5月15日 | ヤクルト | 林昌勇 |
2012年7月5日 | 巨人 | マシソン | ||
2016年9月14日 | 阪神 | 藤浪晋太郎 | ||
2019年5月5日 | ソフトバンク | 古谷優人 | ||
2019年5月24日 | BCリーグ栃木 | 北方悠誠 |
※2 球団名は、これらの球速を記録した当時に所属していた球団です。
日本での球速ランキング1位は、165km/hを記録した大谷翔平投手です。
165キロの映像はコチラ。1分20秒からと2分40秒からが注目です!
大谷投手はこの日、速球以外にも151キロのフォークなど、圧巻の投球を披露していました!
大谷選手は、投手と打者の2刀流として活躍し、野村克也氏に、
『10年に1人の逸材』と呼ばれる者はよくいるが、プロ野球80年の歴史で、あんな選手は初めてだろう
と言わしめたほど!
現時点で日本人最高プレイヤーと言っても良いでしょう。この先のさらなる成長、とても楽しみです!
さて、それ以外の投手に目を向けてみますと、大谷投手を除いても160キロ越えの投手が11人!一昔前は160キロというだけで物凄い感覚でしたが、そろそろ160キロも当たり前!とまではいかなくても日常的に見る光景になりそうですね。
では、舞台は変わって世界へ...
人類最速のピッチャーは?
まずはこの動画をごらん下さい(15秒ほどの短い動画です)。2011年4月18日、当時、米大リーグのシンシナティ・レッズに所属していたアロルディス・チャップマン(現在ヤンキース)が記録したのは、なんと106マイル!時速にすれば170.59キロです!
この時、テレビでの表示は105マイル(168.98キロ)と表示されましたが、球場のスコアボード上では106マイルと表示されました。しかしながら、PITCHf/xという速度解析器では102.4mph(約164.8km/h)だったため、公式的にはMLBの最速記録ではありません。
とはいえ、映像を見ると、相手打者を激しくのけぞらせている、見たこともない豪速球でしたので、170キロと言われても納得できるなと個人的には思いました。
さて、じゃあ、MLB公式の最速記録はといいますと、105.1マイル(169.14キロ)です。
なお、これはギネス記録にも登録されています(⇒ギネス記録のWebページはこちら)。
これは2010年9月24日、2016年7月18日に、いずれもアロルディス・チャップマンによって記録されたものです。
MLB公式記録の最速投球映像はこちらです(15秒ほどの短い動画です)。
非公式にせよ、公式にせよ、日本のプロ野球とは速さのレベルが違いますね!さすがMLBといったところでしょうか!
世界最速投手チャップマンが野球を始めた頃はファーストだったのですが、17歳の時に「良い肩だから投げてみるか?」と言われて、実際に投げてみたら...。なんと145キロ!それからピッチャーに転向したそうです。
しかしながら、実は最近、そんなチャップマンの記録に並ぶ投手が現れたのです!
そうなんです!現時点でMLBの公式記録上では、最速投手は二人いるのです!
チャップマンの記録に追いついた投手とは?
まずは動画をご覧ください。この動画の25秒と1分37秒に注目です。2018年5月20日、この剛速球を投じたのは、カージナルスのジョーダン・ヒックス投手です。
この動画では2回も105マイルを記録しておりますが、MLBの計測では2回目がチャップマンの最速記録と並ぶ105.1マイル(169.14キロ)だそうです。
この豪速球、2度とも速球ではあるものの変化も凄まじく、シンカーとしてMLB公式記録となりました。さらに驚くべきことに、ヒックス投手は当時21歳のルーキーだったのです!
これまで速球といえば、チャップマンの独壇場でしたが、そこにヒックス投手が登場し面白いことになってきました。もしかしたらヒックス投手が、MLB公式記録上初の170キロ台を記録し、まさに人類最速投手となる日も近いかもしれません!
さらに、ヒックス投手以外の若手有望株も紹介しておきます。
チャップマン、ヒックスに続く剛速球投手は?

シカゴホワイトソックスに所属するマイケル・コペック投手(23)です。
大谷投手よりも若く、少し前までマイナーリーグに所属していたということでまだそんなに有名ではないかもしれません。
そんな彼が、2016年7月13日に先発登板した試合で、なんと105マイル(168.98キロ)の速球を投げたそうです!
また、非公式ながら177キロを計測したという話も!!
⇒【動画あり】チャップマンを超えた?世界最速の投球は177キロ?!
もちろん制球力等含めた総合力ではまだまだとは思いますが、これからが頼もしい投手ですね!今後要チェックです!
さて、他にも米大リーグでは、大谷投手を超える投手がこんなにもいます。
大谷投手を超える米大リーグ投手たち!!
【104マイル(約167.4キロ)を記録した投手】・ジョエル・ズマヤ
・A.J.バーネット
・ボビー・パーネル
【103マイル(約165.8キロ)を記録した投手】
・タイロン・ゲレーロ(103.8マイル=167.05キロ)(2018/8/13に記録)
・マウリシオ・カブレラ
・ノーラン・ライアン
・ブラッド・リッジ
・ボビー・ジェンクス
・ジョナサン・ブロクストン
・スティーブン・ストラスバーグ
・ネフタリ・フェリス
さすがメジャーですね!!大谷投手よりも速い球を投げた投手がこんなにもいるのです!
(※実際にスピードガン等で計測された記録ではありますが、一部非公式の記録もあります事をご容赦ください)
また、視点を変えて女性の最速も調べてみました。
女性の最速ピッチャーは?

なかなか公式記録が見当たりませんでしたが、以前、ナックル姫として話題となった吉田えり投手の最速は101キロでした。
どうやら女性としては130キロ超えで、物凄い記録のようですが、
先日、137キロを記録した女性が話題となりました。
アメリカで活躍しているサラ・ハデク投手です。
どんなごっつい投手かとおもいきや(失礼)、
とっても可愛い投手ですので紹介しておきますね。
サラ・ハデク投手の映像はこちら
男性も、女性も、世界に目を向けると
桁外れに素晴らしい投手がいっぱいですね!
球速だけが全てではないですが...
やっぱり剛速球は華がありますね!!
大谷翔平投手の記録更新にも期待ですね!!
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