前回までで初めてのスタジオでの個人練習が終わりました。

【前回記事】
ドラム初心者が初めてスタジオで個人練習!どのように時間を使うべきか?

これを踏まえて、自宅での個人練習を行います。この繰り返しが、ドラムセットを持っていない人には非常に大切です。

ぜひ、今回のスタジオ入りの経験を次回のスタジオ入りに生かすためにも、考えながら練習を行ってください。

(ライター: Taka)

スポンサーリンク

次回のスタジオ練習に向けての練習法

さて、本物の生ドラムを経験したことで日頃の練習にも活かしていきましょう。

前回でも少し触れていますが、おさらい含めてアドバイスです。

まず、一番の大きな違いはリバウンドというものでした。打面からの跳ね返りの力です。

これを意識することは今後の上達への道に繋がりますので感覚を掴んでおいてください。

これ以上にも増して大切なのは、手の平の強化です。

酸っぱく何度も言いますが、これはドラムを演奏する上で避けて通れない道ですし、テクニックうんぬん以前の問題です。

手が痛くてスティックを握れない。こんな状態ではいくらとんでもないスキルを持っていても、叩くことができませんので、問題外となります。

必ず、家での基礎練習、エアドラムを行うときもスティックを握って練習してください。

あとは、難しいことはありません。

目の前に体験したドラムセットがあるとイメージして練習を行ってください。エアドラムの場合は、自分の都合のいい位置に打面を意識してしまいます。あえてそこを我慢し、実際の距離感で練習を行ってください。

前々から、エアドラムの練習をぼろくそに言っていますが、これはこれでメリットもありますので一切やらなくていいとはなりません。

全く逆で、この練習がなければドラムセットをお持ちでない方の上達はないとも言えます。現に私はセットを持っていましたが、大半はエアドラムによる練習でした。

エアドラムの利点は、イメージと手首の強化です。

セットに向かって練習する量が多くなれば、それだけエアドラムのイメージセットと実物の生ドラムセットを叩くときの距離感の差は埋まっていきます。

こうなれば、いつでも気軽に練習ができますし、これほど手軽な練習法はありません。

でも、もう1つの手首の強化についてのほうが本命です。

先に書いた通り、跳ね返りのリバウンドを使い叩く方法も存在します。上級者はそれをうまく使っています。それを行うためには、絶対的な手首の強さが必要です。

これを鍛えるためにも、エアドラムはとても有効です。

エアドラムは打面がありませんので、自分でスティックを持ち上げる以外に方法がありませんし、止めるときも自前の手首を使わなくてはいけません。自然と手首が鍛え上げられていきます。

ヴィジュアル系のドラミングは「魅せる」ために派手なオーバーアクションを行っていることがありますが、本格的にうまい人が腰を据えて本気で叩いているシーンを見ると、肘より上はほとんど動いていないことがわかると思います。

それほど手首というものは、ドラミングの中で重要であり、ここを鍛え上げることが上達への1歩となります。

録音してきた音源を研究する

もう、言葉そのままです。

自分のプレイがどんな感じだったのか、直に聞いてください。

山ほど反省点が出てきます。イメージしていたもの、プレイ中に感じていた感覚と全く違うと思います。

しかし、それでいいのです。

それを肌で感じるために録音しているのです。

この作業を行い、欠点をあぶりだし、集中的にピンポイントで練習することができます。

特に、リズムの狂い(終盤になると体力不足、筋力不足によりリズムがもたってくる)や、各楽器の音の大きさの違いを感じ取り、「次回は、これをこうしよう」と紙に書き出してしまってください。

やはりここでも、目で見て確認するということが重要となります。

スポンサーリンク

まとめ

ここまでで、ワンサイクルとでも言いましょうか、ひと段落です。

この繰り返しは上級者になったからといって省くものではありません。

こういうことの繰り返しで1歩、また1歩と上達への道が開けていくのです。

いかがでしょうか。

少しはスタジオ入りへの不安感は解消されたでしょうか。

大丈夫です。個人練習であれば誰も見ていません。加えて、今回初めて生のドラムセットに触ろうという人であれば、まだまだ発展の途中です。

ワクワク楽しみながら練習を行い、気持ちいいドラムライフを送りましょう。

【関連記事】
ドラムを始めたい初心者の方へ!ゼロから始めるドラム超初心者講座!
ドラム初心者向けの簡単な練習曲10選

おすすめの記事