日本での最速投球は、大谷翔平投手が記録した速度165キロ!そして、世界最速投球は、アロルディス・チャップマン投手が投じた169キロとなります。いずれも、公式記録として認められています。
しかし、「190キロを出した投手がいた」とか「過去にもっと速い投手がいた」とか、球速にまつわる様々な噂、都市伝説が出回っております。それらは大抵マユツバものなのですが、今回お伝えする177キロという球速は事実です!
さて、それではその177キロは一体、いつ誰が達成した記録なのでしょうか?
(ライター: アール)
177キロのボールを投じたのは?
MLBホワイトソックス傘下、AAAシャーロット・ナイツに所属する
マイケル・コペック投手(21)です。
メジャーリーグではなく、なんとマイナーリーグの投手なのです!
この豪速球は、実際に試合で記録されたものではありません。2017年1月17日、シーズンオフでのトレーニング中の出来事です。少し助走をつけてネットに投げ込むような練習の最中に、レーダーガンで球速を測っていました。その時の動画がこれです。(13秒あたりから注目です)
記録されたのは、「110」という文字。単位はマイルです。
110マイルは、約177.03キロとなります!
つまり、世界最速記録169キロと比べて8キロも速い球です!!
これは、助走をつけていますし、実際の球はメジャーの標準より少し軽いものを使った等、球速が出やすい状況の中で計測したものです。
かといって、同様の環境で177キロを出せる投手がいるでしょうか?まずいないのではないでしょうか?
コペック投手は、2016年に世界最速に迫る168キロを試合中に記録していますし、177キロを計測したこの日は、シーズンが始まるだいぶ前でした。
そういったことからも、コペック投手がものすごい投手である事に間違いはありません。
公式記録として初の170キロ代を出すのは、コペック投手かもしれません!!その可能性は十分高いと思います。
私も一野球ファンとして、コペック投手を応援したいと思います。メジャーに昇格して活躍する日を楽しみにしています!!
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