世界最速・日本最速の自動車をランキング形式で紹介します。しかし、これは2017年時点の記録をまとめたものになります。2022年の記録に関してはこちらをご参照ください。
自動車の性能を表わす指標としては、最高速度、加速度、サーキットでのタイムなど色々あります。本記事では、最高速度に焦点を絞りまして、ランキングを作成しました。
加速度についてのランキングは別記事でまとめております。
⇒世界最速のクルマは何か?自動車の加速性能ランキング【市販車編】
それでは、早速、日本のランキングから紹介したいと思います。
(Author: アール)
日本最速の自動車ランキング
第3位:ホンダ・NSX (308km/h)
日本版スーパースポーツカー(アメリカ生産ですが)として、2016年に発売されたばかりのNSXが308km/hで第三位です。最新テクノロジーが惜しみなく投入されています。が、日本最速の座は得られませんでした。
エンジン:3.5L V6 ツインターボ+2モーター
駆動方式:4WD
最高出力:581PS
変速機:9速DCT
車両重量:1780kg
第2位:日産・GTR NISMO (315km/h)
日本で一番有名なスポーツカーといえば、このクルマかもしれません。第二位は315km/hで日産GTR NISMOです。最高速度以外の部分まで含めた総合力でいったら、世界の中でもかなり上位に来るクルマでしょう。
エンジン:3.8L V6 ツインターボ
駆動方式:4WD
最高出力:600PS / 6800rpm
変速機:6速DCT
車両重量:1710kg-1720kg
第1位:レクサス・LFA (325km/h)
究極の国産スポーツカーを作ることを目標に開発されたレクサスLFA。その目標通り、ひとまず、最高速では325km/hとなり、日本一となりました。
エンジン:4.8L V10
駆動方式:FR
最高出力:560PS / 8700rpm
変速機:6速セミAT
車両重量:1480kg-1580kg
さて、日本の自動車メーカーから発売された、最高速度ランキングでしたが、最速で325km/hでした。これはどれくらいの速さかというと、新幹線の営業最高速度(320km/h)とほぼ同じです。そもそもこんな速度で走る人はほぼいないと思いますが、すごい速度ですよね!
が、しかし、世界にはもっと最高速度の速いクルマが、たくさん存在しているのです。それでは、世界最速の自動車ランキングです!
世界最速の自動車ランキング
第6位:サリーン・S7ツインターボ (399km/h)
アメリカの自動車メーカーである「サリーン」が製造したスーパーカーです。日本最速をはるかに超える399km/hというおそろしい速度でも、まだ第6位です。
エンジン:7.0L V8 OHV ツインターボ
最高出力:760PS / 6300rpm
変速機:6速MT
車両重量:1247kg
第5位:SSC・アルティメイト エアロ (413.83km/h)
第5位は、アメリカのスーパーカメーカーであるSSC(シェルビー・スーパー・カーズの略)が製造したSSC アルティメイト エアロで、413.83km/hを記録しています。2007年に発売した当時は、世界最速の市販車でしたが、その後追い抜かれて第5位となっております。SSCは今後、市販車最速の座を奪還すべくSSC Tuataraというより高性能な車種もラインナップに加えています。
エンジン:6.3L V8 ツインターボ
最高出力:1199PS
変速機:6速MT
第4位:9ff・GT9-R (414km/h)
第4位は、414km/hを記録した9ffのGT9-Rです。9ffはドイツの自動車チューナーで、ポルシェをベースにしたチューニングカーを製造、販売しています。9ffは、元々ポルシェをベースにしで最高速度400km/hを達成するという目標を掲げていましたが、2008年には、GT9という車種でその大台を突破!その後継車がここで紹介しているGT9-Rとなります。
エンジン:4.0L ツインターボ
最高出力:1136PS
変速機:6速MT
車両重量:1326kg
第3位:ブガッティ・ヴェイロン スーパースポーツ (431.072 km/h)
第3位は、フランスに本拠地のあるブガッティ・オトモビルが製造したヴェイロン スーパースポーツです。431.072km/hを記録しています。このヴェイロン スーパースポーツが、つい最近までギネス世界記録を持っていました(量産車の世界最速記録)。しかし、この記録は残念ながら破られてしまい、現在では第3位となってしまいました。
エンジン:8.0L W16 クアッドターボ
駆動方式:4WD
最高出力:1200PS
変速機:7速セミAT(DSG)
第2位:ヘネシー・ヴェノムGT (435.31km/h)
https://youtu.be/gWAavCjVQvM
第2位は、アメリカのチューニングメーカー、ヘネシーパフォーマンス社が製造したスーパーカーです。435.31km/hを記録しています!上の動画は、ヴェイロン スーパースポーツを超え、世界最高速を達成したときの動画となります。残念ながらヴェノムGTはギネス記録には認定されませんでした。ギネスの定義では、量産車(≒市販車)として認定するには、生産台数が少なすぎるためです。とはいえ、上の動画が示すとおり間違いなく、つい最近まで世界最速の市販車(生産台数は少ないが販売はしていた)でした。
製造国:アメリカ
エンジン:7.0L V8ツインターボ
駆動方式:MR
最高出力:1261PS / 6600rpm
変速機:6速マニュアル
車両重量:1244kg
第1位: ケーニグゼグ・アゲーラRS(447km/h)
第1位は、スウェーデンのスーパースポーツカーメーカーであるケーニグゼグ社が製造した「アゲーラRS」です。2017年11月4日、米ネバダ州パーランプにて447km/hを記録。ヘネシー・ヴェノムGTが持つ最速記録を一気に11キロも上回りました。
その時の様子は以下の動画で確認できます(英語ですが)。
エンジン:5.0L V8 ツインターボ
駆動方式:MR
最高出力:1360PS
変速機:オートモード付き7速パドルシフト
車両重要:1395kg
第1位を狙える可能性のある車たち
さて、ここまでは、今までに実際に走って最高速度を記録したものとなります。が、実際には走行していなくても、第一位の記録を上回る走行性能を持つ市販車がいくつかあります。
そういったクルマ達もご紹介しておきます。主に、最近発売されたばかり、もしくは、今後発売予定のクルマばかりです。
すでに実走行での公式記録を持っているクルマが混ざっていましたら、教えてくださるとありがたいです。随時修正していきたいと思います。
ブガッティ・シロン
これは、ブガッティ・ヴェイロンの後継にあたる車種でシロンというクルマです。スペックは以下の通りです。1500PSというモンスター級のスペックですね。
お値段もモンスター級で、なんと、3億円弱という事です。最近発売されたばかりですが、すでに200台以上のオーダーがあるそうで、そのうち6%くらいは日本からのオーダーという話もでています。2017年中には、もしかしたら日本国内でも見られるかもしれませんね。
エンジン:8.0L W16 クアッドターボ
駆動方式:4WD
最高出力:1500PS
変速機:7速AT
ヘネシー・ヴェノムF5
ブガッティ・シロン、そしてケーニグゼグ・アゲーラRSに打ち勝つために作り出されたヘネシー社の新型車「ヴェノムF5」が発表されました。7.4L V8ツインターボから1600PSという凄まじいパワーを発生させ、最高速度は484km/hと想定されています。お値段は約1億8000万円から限定24台の生産。最初の納車は2019年になる予定だそうです。
エンジン:7.4L V8 ツインターボ
駆動方式:MR
最高出力:1600PS
変速機:パドルシフト付き7速シングルクラッチ
車両重要:1338kg
まとめ
日本は自動車大国と言われております。実際に今の自動車産業は、ドイツと日本の2強状態と言っても良いかもしれません。ですが、世界最速の市販車ランキングをいざ作成してみると、実は、日本車は10位にすら入れません(今回は6位までしか作成していませんが...)。
何故か?世界にはスーパースポーツカーを専業で作るメーカーが多いのです。たくさん売るのではなく、刺激的で高性能なスポーツカーを専門に作るような個性的なメーカーが多いのです。
日本ではこのようなメーカーはほとんど見当たりません。私がぱっと思い浮かぶ日本の個性的なメーカーといえば、光岡自動車くらいでしょうか。その光岡自動車もスーパースポーツカーには特化していませんので、日本車でこのランキングにくいこむのは難しそうですね。日産・ホンダ・トヨタが採算度外視で挑戦すれば話は別ですが...。
さて、本記事は、最高速度にのみ焦点を絞ったランキングでした。最速は447km/h!新幹線を簡単に追い越してしまえる速度です。まず、そんな速度を体験するのは無理でしょうが、ロマンがありますよね(笑)。
日本最速の325km/hよりも速いクルマは、世界にはたくさんあるのですが、本記事ではその全てを紹介できておりません。余裕をみて記事を更新して、それらのクルマも紹介していこうと思います。
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