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紀平梨花、史上初のコンビネーションジャンプ!難易度はどれくらい?

2018/01/03 [本日] 3 views [累計] 123 views



フィギュアスケート全日本選手権は毎年クリスマスシーズンに開催されます。今年は平昌五輪代表選考会を兼ねる大事な大会。

そんな2017年はサンタクロースが銀盤に新たな妖精をプレゼントしてくれました。
その妖精の名は紀平梨花選手15歳。お姉さん選手たちの中でも動じることなく演じきり、シニアの全日本選手権出場は初めてながら、見事3位で表彰台に上がりました。

紀平梨花選手の武器は女子にとって最も難易度が高いとも言われるトリプルアクセル。
フリーでトリプルアクセル+トリプルトウループのコンビネーションジャンプを成功させました。これはISU公認大会女子史上初の快挙!

しかも、ショート、フリーと1大会で3本のトリプルアクセルの成功は、ギネス世界記録にもなっている、2010年バンクーバー五輪での浅田真央さんの持つ記録以来の偉業です!

今回は、日本のフィギュアスケート界に躍り出た期待の15歳についてお話しようと思います。

(ライター: marilyn)

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紀平梨花選手ってどんな選手?

紀平梨花選手は兵庫県西宮市出身、2002年7月21日生まれの15歳(中学3年生)です。関西大学KFSCに所属し、コーチは濱田美栄、田村岳斗の両人。

平昌五輪代表選手となった宮原知子選手や、1歳年上の本田真凛選手、白岩優奈選手など数多くの女子フィギュアスケート選手を指導している名コーチの下で、練習を重ねています。

憧れは宮原知子選手。初の全日本選手権で宮原選手と同じ舞台を踏めたことは、紀平選手にとってかけがえのない経験となったことでしょう。

インタビューでは、
「緊張したけれど大きな試合でこれだけ出来たことは自信につながった」
「トリプルアクセルを(1試合)3本跳ぶことは考えていなかったけれど、大きな快挙となる演技が出来て嬉しい」
など、

笑顔ではきはきと答え、15歳らしいかわいらしさと15歳には見えない落ち着きを併せ持ち、スター性は充分です。


紀平梨花選手 これまでの戦績

2015-16シーズンに全日本ノービス選手権Aクラスで優勝。

2016-17シーズンで、日本スケート連盟のフィギュアスケート協会選手に初めて選出されます。

ジュニアグランプリシリーズ リュブリャナ杯(スロベニア)のフリーでは女子史上7人目となるトリプルアクセルを成功!同時に女子史上初となる6種類8個のトリプルジャンプを成功させて優勝し、ジュニアグランプリファイナル進出を決めました。

2017-18シーズン、ジュニア2年目を迎えた紀平選手。

ジュニアグランプリシリーズ リガ杯(ラトビア)では2位、エーニヤ・ノイマルクト(イタリア)では3位となるものの、2年連続のグランプリファイナル進出を決めます。

ジュニアグランプリファイナル(名古屋)では、総合4位で終わったものの、フリーでISU(国際スケート連盟)公認大会女子史上初のトリプルアクセル+トリプルトウループを成功させました。

また、11月開催の全日本ジュニア選手権ではフリーでトリプルアクセル+トリプルトウループ+ダブルトウループを含むトリプルアクセルを2度成功させ、ショート6位からの大逆転優勝を果たしています。

これらのことから見ても、全日本選手権という大舞台へのデビュー戦でトリプルアクセル+トリプルトウループを成功させるだけの実力はかねてから備えていたということですね。


トリプルアクセル+トリプルトウループはどれほど難しい技なのか?

2016-17シーズンのグランプリシリーズ以来、トリプルアクセルを何度も成功させている紀平選手。

更にトリプルトウループとのコンビネーションジャンプにして、見ている者を圧倒させてくれますが、トリプルアクセル+トリプルトウループはどれほど難しい技なのでしょうか?

これは、トリプルアクセル+トリプルトウループを成功させた動画となります。

フィギュアスケートはジャンプ、スピン、ステップシークエンス、コレオシークエンスといった構成要素から成り立つスポーツですが、ジャンプがもっとも高い得点源となるのは見ていても想像出来ますよね。

ジャンプは難易度の高い順にアクセル、ルッツ、フリップ、ループ、サルコウ、トウループの6種類あり、紀平選手が成功させたコンビネーションジャンプはファーストジャンプに最も難易度の高いアクセルジャンプを選んでいます。

しかもダブルアクセルではなくトリプルアクセルを跳び、更にセカンドジャンプでもトリプルのトウループをつけているのです。

6種類のトリプルジャンプの基礎点は以下の通りとなります。
アクセル:8.50
ルッツ:6.00
フリップ:5.30
ループ:5.10
サルコウ:4.40
トウループ:4.30
これらの基礎点に出来映え点として+3~-3が加わります。

ダブルジャンプにしてしまうと、基礎点はだいぶ下がります。
アクセル:3.30
ルッツ:2.10
フリップ:1.90
ループ:1.80
サルコウ:1.30
トウループ:1.30

トリプルアクセルの難易度がいかに高いかがわかりますよね。

女子のコンビネーションジャンプはルッツ+トウループが大半を占め、これまでは3回転-3回転で跳ぶことが表彰台への近道とされてきました。

しかし、近年ではロシア女子選手を始め、トリプルルッツ+トリプルトウループを跳べることは、メダルを争う上ではもはや避けて通れない条件となり、勝つための武器にはならなくなりつつあります。

このことからも、紀平選手のトリプルアクセル+トリプルトウループのコンビネーションジャンプは強力な武器となることがおわかりいただけると思います。


まとめ、紀平梨花選手の大きな魅力とは

全日本選手権で銅メダルを獲得し、知名度が上がりつつある紀平選手。

日本中が虜になってしまった紀平選手の魅力とは、トリプルアクセルをコンビネーションジャンプにして跳べること、しかも個々のジャンプの流れが美しく、高さと飛距離があるジャンプであるため、どの種類のジャンプにも質の高いコンビネーションジャンプがつけられることです。

身長152cmとは思えないくらい大きく見えるのは、大きな動きと無駄な力が入らないジャンプのおかげ。
シニア選手に引けを取らないスピードに乗ったスケーティングも魅力のひとつ。

演技での表情も豊かで、フリーの「道 byニーノ・ロータ」では、コケティッシュな女の子の道化師を15歳らしく上手く表現していました。

華やかさも併せ持った、正に今後の女子フィギュアの中心選手になることは間違いないでしょう。

紀平選手から目が離せなくなりそうです。
がんばれ、紀平選手!

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