シニアに先駆け始まっていたジュニアのグランプリシリーズ。
女子ではロシア勢が5人ファイナル進出を決めた中、唯一日本女子で紀平梨花選手がファイナル出場を決めました。
紀平梨花選手の代名詞、トリプルアクセルの成功が優勝の鍵を握っていますね。
そんな紀平選手のグランプリシリーズの結果をまとめてみました。
(ライター: yukirin)
ファイナルには6位でギリギリの進出
紀平梨花選手が、日本人選手唯一のグランプリファイナル出場を決めました。ロシア勢が強い中、6人全員がロシアになったらどうしようと思っていたので、正直ホットしています(笑)
獲得ポイントが24!ファイナルには6位で進出!
初戦のラトビア大会では、SPでジャンプミスがあり、6位と出遅れますがフリーで1位となり総合で2位となりました。
イタリア大会では、SPで66.72の2位発進、ラトビア大会の得点より10点以上もアップし、本来の紀平選手の滑りを見せてくれました。
しかしフリーでは、ファイナル進出がかかる試合で緊張したのか、スピンでまさかの2度の転倒。フリーは3位となりましたが、それでも総合で3位に入賞。
最下位での進出とはなりましたが、見事に名古屋で開かれるファイナル進出を決めました。
女子のファイナルはロシア選手が独占!!
2017年のジュニアグランプリシリーズに進出した女子選手は、6人中5人がロシア選手。いかにロシア選手が強いのかこの結果を見たら良く分かりますね。
ロシア選手の中で、ソフィア・サモドゥロワ選手以外の4人が、エフゲニア・メドベージェワ選手、アリーナ・ザギトワ選手と同じサンボ70所属。
コーチはエテリ・トゥトぺリーゼさん。
ロシア選手は、タノジャンプ!もしくは両手を上げたジャンプを跳ぶ選手が多い印象を受けます。もちろんそう言った選手ばかりではありませんが、あまり手を上げ過ぎるのもどうかと思うのですが・・
僅かな点差で順位が決まるフィギュアスケートですので、GOE(出来ばえ点)を稼いで上位に行くためには、仕方がないのかもしれませんね。
紀平梨花選手4回転サルコーも着氷!
紀平梨花選手は大技のトリプルアクセル以外に、練習では4回転サルコーにも成功しています。7月に行われた全日本ジュニアの強化合宿で見事着氷しました。まだ試合には組み込む予定はないとの事ですが、トリプルアクセル同様、試合で跳ぶ日が来るかもしれませんね。
練習では、トリプルアクセル、トリプルトーループのコンビネーションジャンプにも成功していますし、これに4回転サルコーが加われば凄い事になりそうです。
紀平選手より先に、ロシアのアレクサンドラ・トゥルソワ選手は、ジュニアグランプリシリーズ第1戦のオーストラリア大会で、4回転サルコーに挑戦しました。

⇒アレクサンドラ・トゥルソワ選手4回転サルコー挑戦の演技動画
惜しくも回転不足をとられましたが、まだ13歳と言うから驚きですよね。
さすがはフィギュア大国ロシア!ジュニアの中には天才少女がたくさんいるようです。
まとめ
2017年のグランプリファイナルに、日本から唯一出場する紀平梨花選手。4年振りの日本開催となる今大会はロシアの選手が5人ファイナル進出です。昨年はロシア3人、日本から紀平選手を含む3人が出場しました。
本田真凜選手がインフルエンザで棄権しましたが、坂本花織選手が銅メダル、紀平選手も4位に入賞しています。
本田、坂本両選手がシニアに転向し、今シーズンはジュニアのエースでもある紀平梨花選手。名古屋で開催されるファイナルでメダルが獲得出来ると良いですね。
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