女優の杏が双子を妊娠、今夏に出産予定だそうです!
夫の東出昌大も、杏の父親、渡辺謙も嬉しいことでしょう!
とはいえ、双子であれば身体への負担も大きいでしょうから、静かに見守っていきたいですね。
この嬉しいニュースを受け、ふと疑問に思った「双子が生まれる確率」についてまとめてみました。
調べていくととても興味深く、人種・地域・時代によって確率が異なっているようです。
さて、一体双子が生まれる確率とはどれくらいなのでしょうか?
目次(タップでジャンプ)
双子の子供が生まれる確率は?
まず双子には2つのタイプがあります。
「一卵性双生児」と「二卵性双生児」です。
一卵性は、1つの受精卵が細胞分裂していく過程で、2人の赤ちゃんに分かれて成長するものです。同じ遺伝情報を持ちますので、姿かたちは当然似ています。
二卵性は、2つの受精卵がそれぞれ成長します。それぞれ別の遺伝情報を元に体が作られていきますので、姿かたちだけでなく、性別も異なることもあります。
さて、ここで気になる双子が生まれる確率です。
一卵性の双子の出生率
一卵性の双子を妊娠する確率は、
人種・地域・時代に関わりなく1000組に4組(0.4%)と言われています。
二卵性の双子を妊娠する確率は、人種・地域・時代で結構な違いがあるようです。
二卵性の双子の出生率:人種による違い
人種で言えば、黒人種(1.6%以上)、白人種(0.43%~0.85%程度)、日本人(0.22%~0.26%程度)といったように違いがみられました。
ただし、これは最近のデータではありません。詳細は、下記「時代による違い」を参照してください。
二卵性の双子の出生率:地域による違い
双子の出生率が異常に高い地域があります。
例えば、西アフリカに住むヨルバ族は、二卵性の双子の出生率は2.8%から約5%だそうです。
ブラジルのリーニャ・サンペドロという小さな集落では双子の出生率が10%にも達するそうです。
また、インドの南端にあるコディンヒという小さな村でも、双子の出生率は10%を超えています。
具体的には、人口2000人中、双子が220組(440人)以上もいるそうです!!住民の4人に1人にせまる双子率!すごいですね!!(*どうやら、この村は二卵性というより、一卵性の双子が多いみたいです)
ここの村人達の食べ物や飲み物、習慣などは、他地域と同様で、こんなにも双子の確率が高い理由は不明だそうです。
コディンヒ村に関する記事は以下にあります。ご興味のある方、ご参照くださいませ。
http://tocana.jp/2014/07/post_4463_entry.html
これだけでは地域による確率の違いなのか、それとも、遺伝によるものなのか...。
原因がわからないのでなにも断言できない状態なのですが、その地域に住む人々だけが突出して双子の出生率が高い
という事で「地域による違い」という分類で記載させていただきました。
二卵性の双子の出生率:時代による違い
近年日本を含む先進国では、体外受精の導入により、二卵性の双子が増加しています。
体外受精導入前の、二卵性の双子の出生率は約0.2%で推移していたそうです。
体外受精導入後の2003年には、日本での二卵性双生児の割合は0.6%を上まわりました。
つまり、一卵性の0.4%と合わせて約1%が双子の出生率でした。
以前は妊娠率を上げるために体外受精したあとに3個~5個の受精卵を胎内に戻していたため、結果的に双子や三つ子が多く生まれていました。ですが、胎内に戻す受精卵の数を制限してからは、2005年をピークに二卵性の双子の出生率は減少傾向にあります。
確率7000万分の1!!一卵性の双子が2組生まれたケースも!
双子の生まれる確率という事で、興味深い話をひとつ。
2013年2月14日、米テキサス州で、一卵性の双子二組の四つ子が誕生しました!
一卵性の双子だけであれば、0.4%(250分の1)ですが、ハーバード大医学部の先生によると、このようなケース7000万分の1だそうです!
なんとも、気の遠くなるような確率ですね。
まとめ
現在の日本の双子の出生率は、一卵性と二卵性の双子、両方を合わせて約1/100程度といわれております。
しかし、世界規模で考えると、二卵性の双子の生まれる確率は、
・人種による違い
・食べ物なのか、遺伝なのか、それとも他の原因なのか、地域による違い
・不妊治療、体外受精の増加による、時代による違い
そして、年齢によっても、二卵性の双子が増加するという話もあり(不妊治療によるものかもしれませんが)、様々な要因で、双子の出生率が変動しているようですね。
特定の地域だけ双子が生まれる確率が突出して高いなど、まだまだ原因の分からない部分もたくさんあり、また、双子にまつわる不思議な話も多く、個人的に「双子」についてとても興味を持ちました。
今後も双子にまつわるお話しをしていけたらと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。