「ボカロ」って、聞いたことはあるけど、どういうものなんだろう?という人は沢山いると思います。
そんな人たちのために、ボカロはどんなものかをお教えしようと思います。これを読んであなたにボカロの知識が少しでもつきますように。
(ライター: てぇせら)
ボカロは、ヤマハが商標を保有しています
まず、「ボカロ」とは、「ボーカロイド」の略で、ヤマハが開発した音声合成技術、およびその応用製品の総称で、メロディーと歌詞を入力してキャラクターに歌を歌わせる音楽ソフトの名称のことを言います。ヤマハが商標を保有していて、歌声を人工的に作り出す技術は今までにありませんでした。
その技術の仕組みとは、以下のようなものです。
この人間のような歌声を作る合成技術は「周波数ドメイン歌唱アーティキュレーション」という難しい名前で発表されています。
おおまかに説明すると、歌手や声優の歌声から抽出したビブラートや音の断片などの音の表情とも言われるデータを変換し、データベース化します。これを入力した歌詞や音程に合わせてデータから音声を作り出し、歌声として出力する技術です。
ちなみに、UTAU・CeVIO等他の歌唱合成ソフトはソフトとしては別物で、それらをVOCALOIDと呼ぶのは間違いです。
(引用元:https://nanapi.com/ja/106185)
初音ミクの大ヒットにより浸透してきた「ボカロ」
ヤマハだけではなく、ヤマハから音声生成技術のライセンスを受けたソフトハウス各社からも発売されており、2007年にクリプトン・フューチャー・メディア(札幌市)が発売した「初音ミク」(音声データを提供したのは声優の藤田咲さん)が爆発的なヒットとなって一般に普及、広く知られるようになりました。良く聞く「初音ミク」は、VOCALOID(ボーカロイド)という音声合成ソフトになります。「VOCALOIDの歌声ライブラリの一つ」です。
初音ミク以外にもキャラクターは色々居ます
歌手が居なくても、歌声を作り出すことが可能で、声に合わせてキャラクターを設定し、さらにそのキャラクターを動かすことによって「(ヴァーチャル)アイドル」として歌わせることが出来ます。「キャラクター」は、「初音ミク」の他にも、「鏡音リン」、「鏡音レン」、「巡音ルカ」、「KAITO」、「MEIKO」、「がくっぽいど」、「メグッポイド(GUMI)」などがいます。
進化を続けているボカロ
断片的な音を繋ぐので、機械的な音で、喋るのも苦手ですが、ボカロも進化を続けているので(V1からV4まで出ています)、より滑らかな喋りや歌声を出すことが出来るようになってきたようです。初期の段階でも、技術が追い付いている凄い方もいて、V1のキャラクターでも人が歌っているような自然な歌声を作り出していた方もいたようです。
まとめ
「ボカロとは何か」を説明してみましたが、いかがだったでしょうか。少しはボカロのことを理解してくれたら幸いです。これを読んでボカロに興味を持ってくれたら、別記事にボカロ初心者におすすめの曲をまとめたものがあるので、そちらにも目を通してくれると嬉しいです。
気になる曲があったら聴いてみてくださいね。最後まで読んでくださってありがとうございました。
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