クリスマスの時期になると、オーナメントで使われる人形型のクッキーがありますよね。あれって何て名前だか知っていますか?

良く見るんだけど、名前は知らない…そんな人が多いと思います。今回は、その皆さんの謎を解き明かしたいと思います。

(ライター: てぇせら)

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ヨーロッパやアメリカではメジャーなキャラクター!

その人型クッキーの名前は『ジンジャーマンクッキー』もしくは『ジンジャーブレッドマン』と言います。

もともとヨーロッパでは、ショウガを入れて作ったクッキーが良く食べられていて、これを人の形で焼いたことから「ジンジャーマン」という言葉が生まれました。

クリスマスはもともと、冬至の時期に、翌年の豊穣や無病息災を願う祭りが、キリスト教が広まるにつれ、キリスト生誕と結びついて始まったもの。ジンジャーやシナモンといった香辛料は、食べ物に入れると日持ちがするため、パンやパイ、クッキーに使われるようになりました。

強い香りがすることから、魔除けの意味を持ち、クリスマスシーズンに作り、飾るようになったと言われています。

16世紀頃、イングランドではペストが大流行して、イギリス国王ヘンリー8世は頭を悩ませていました。

その時、ショウガが伝染病の予防に効くと知り、王様はショウガ入りのクッキーを世界に広めたんだそう。そののち、人々がちょっとお腹の出ていたヘンリー8世の姿をイメージして焼くようになしました。

それがジンジャーマンクッキーの始まりと言われています。

ショウガが入っていなくても「ジンジャー」という名前が付きます

上記で書いた通り、ショウガを入れたクッキーが「ジンジャーマンクッキー」なのですが、ショウガ入っていなくても、人形の形をしたクッキーのことを「ジンジャーマンクッキー」や「ジンジャーブレッドマン」と呼ぶこともあります。

配合も様々で、生のショウガをすりおろして加えたり、辛さを控えめにしたい時は乾燥のパウダーを使ったり。

ショウガ以外にもシナモンやナツメグなどのスパイス類を加えられることが多いのも特徴です。バニラやココアなどで甘い香りをつけて食べやすくしてあるものもあります。

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ジンジャーブレッドマンは、絵本にもなっています

「しょうがパンぼうや」というタイトルの絵本があります。もともとは洋書で、「The Gingerbred Man」という名前です。

子どものいないおじいさんとおばあさんが、ショウガ入りのパンでぼうやのかたちを作って焼き始めました。そんな始まりの絵本です。

まとめ

誰もが何となく気になっていたアレは『ジンジャーマンクッキー』『ジンジャーブレッドマン』という名前でした。謎が解けましたね。

調べてみると、由来は諸説あるようですが、これが最も有力なのではないでしょうか。絵本のことも紹介したので、小さな子どものいる方は、お子さまと一緒に読んでみてはいかがでしょうか。

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手作りしたら自分好みの味付けに出来ますし、もっと素敵ですね。

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