本当にやってくれました!羽生結弦選手66年ぶりオリンピック2連覇という快挙!
素晴らしい!それ以外に言葉が見つかりません。
何も言わせぬ圧倒的な強さをまざまざと見せつけ、羽生劇場を作り上げた王者の貫禄。
23歳の若者が世界中を魅了させてしまう、スポーツの素晴らしさを感じた瞬間。
しかも、宇野昌磨選手が銀メダルを獲得し、二人そろって表彰台に並びました。
こんな素晴らしい瞬間に立ち会えたなんて、本当に幸せです!
(ライター:marilyn)
羽生結弦選手のフリープログラム
羽生選手は24人中の22番滑走。
最終グループの4番目に姿を現しました。
「Yuzuru Hanyu」とコールされ、リンク中央に立ち鋭い目力で精神を集中。
『SEIMEI 陰陽師より』が流れた瞬間、ふっと息を指先に吹き込みいつものように会場の空気を“羽生色”に染めて行きます。
冒頭の4回転サルコウを流れるように着氷させ、続く4回転トウループも余裕を感じさせるジャンプ。
トリプルフリップも危なげなく着氷させ、演技前半は難なくクリア。
基礎点が1.1倍となる演技後半、4回転トウループ+3回転トウループもクリーンに決めましたが、4回転トウループでバランスを崩し、当初予定していた連続ジャンプには出来ませんでした。
しかし、そこはさすがの羽生選手。
続くトリプルアクセルを、シングルループとトリプルサルコウをつけて3連続ジャンプとし、基礎点を上乗せしてトリプルループへ繋げます。
ラストのトリプルルッツでバランスを崩すも、“絶対に転倒しないぞ”との意地を見せ、4分30秒を鬼気迫る演技で締めくくりました!
演じ終え、「勝った!」と何度も雄叫びを上げ、拳を握りしめる羽生選手。
地鳴りのような拍手が降り注ぐ中、頑張ってくれた右足首を両手で包み込み「ありがとう」と労い、氷をコンコンと叩いて感謝を表していたシーンに目頭が熱くなりました。
羽生選手 ソチから平昌オリンピックまでの軌跡 成績と怪我
それでは羽生選手のソチから平昌オリンピックまでの軌跡を、怪我を絡めて見てみましょう。
世界選手権: 金メダル2014年11月
グランプリシリーズ中国杯: 銀メダル フリー直前練習で中国選手と衝突。流血し、頭に包帯を巻いて出場
2014年12月
グランプリファイナル: 金メダル(連覇)
2014年12月
全日本選手権: 金メダル(3連覇) 腹痛を訴える。直後に「尿膜管遺残症」の手術。練習再開後の15年1月末に右足首捻挫
2016年3月~4月
世界選手権: 銀メダル 左足甲に痛み。大会後に「左足リスフラン関節靭帯損傷」で全治2ヶ月と診断
2016年12月
全日本選手権: 欠場 インフルエンザ
2017年3月~4月
世界選手権: 金メダル(2度目) 実績を考慮し選ばれる
2017年9月
オータムクラシック: 銀メダル(ショートプログラムで世界歴代最高得点) 大会前に右膝を痛める
2017年11月
NHK杯: 欠場 公式練習で右足首を負傷。復帰まで4~5週間との見通しだった
2017年12月
全日本選手権: 欠場 回復遅れ、欠場。救済措置で平昌オリンピック代表に
何度も怪我に見舞われながらも、出場する大会は常に銀メダル以上。
オリンピック金メダリストとして、常に王者であり続けた羽生選手の強靭な精神力が、彼を奮い立たせていたのですね。
次なる羽生結弦の目標は?
66年ぶりのオリンピック2連覇という偉業を成し遂げた羽生選手。
平昌オリンピックまでの4年間、常に高みを目指し、最高難易度の4回転ルッツを含め複数種類の4回転ジャンプに挑み続けてきました。
度重なる怪我に打ち勝ち、逆境を乗り越え、オリンピック2連覇を果たした先に、孤高の王者が次に目指すものは何か。
とても興味があると同時に、燃焼しつくしてしまったかもしれないという心配もありました。
しかし、嬉しいニュースが!
金メダル獲得から一夜明けた18日午前、平昌の日本オリンピック委員会で記者会見に臨んだ羽生結弦選手。
そこでこんな言葉が飛び出しました。
「これからももうちょっとだけ、自分の人生をスケートに賭けたいなと思います。」
「最後の最後まで自分を支えてくれたのはトリプルアクセル。アクセルジャンプを自分が得意として、それを大好きでいられる。それが本当によかったと思っています。4回転アクセルに挑戦したい。」
との言葉を発していましたね!
よかった。
まだ当分、競技者としての羽生結弦を追いかけることが出来そうです。
まとめ
金メダル獲得から一夜明けてもテレビでは羽生選手のショート、フリーの映像が流れっぱなし。
羽生選手の演技は何度見ても心を揺さぶられ、その度に涙が溢れてしまいます。
と思いを口にした羽生選手。
内に秘めた素敵な夢、まだ先にとっておいてくださいネ。
もう少し私たちに羽生選手の美しい舞を見させてください。
羽生結弦選手 金メダルおめでとう!
そして私たちに感動をありがとう!