フィギュアスケートはシーズンオフ。
しかしながら、羽生結弦選手は大忙し。

東京日本橋高島屋での『羽生結弦展』、地元宮城県仙台市でのパレード、安倍晋三首相からの感謝状贈呈、4年ぶり2度目の紫綬褒章受章、都栄誉賞受章、そして天皇皇后両陛下主催による春の園遊会出席など、嬉しいスケジュールに追われています。

そんななかで気になるのが、羽生選手の国民栄誉賞のこと。
一体その後どうなったのか、まとめてみました。

(ライター:marilyn)

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国民栄誉賞とは?

まず、国民栄誉賞とは以下のようなものです。

1.目的
 この表彰は、広く国民に敬愛され、社会に明るい希望を与えることに顕著な業績があったものについて、その栄誉を讃えることを目的とする。

2.表彰者
 内閣総理大臣

3.表彰の対象
 内閣総理大臣が本表彰の目的に照らして表彰することを適当と認めるものに対して行う。

4.表彰の方法
 表彰は、国民栄誉賞を授与して行う。
 国民栄誉賞は、表彰状及び盾とする。
 表彰に当たっては、記念品又は金一封を添えることができる。

5.表彰の時期
 表彰は、随時行う。

6.表彰の事務
 表彰に関する事務は、内閣府大臣官房において行う。

内閣府のWebサイトより抜粋


上記で述べていますように、

国民栄誉賞は、広く国民に敬愛され、社会に明るい希望を与えることに顕著な業績があったものについて、その栄誉を讃えることを目的とする。
とあります。

また、誰が受賞者を選ぶかと言うと、
内閣総理大臣が本表彰の目的に照らして表彰することを適当と認めるものに対して行う。
とあります。

現在(2018年5月)の段階で、26人が国民栄誉賞を受賞しています。


羽生結弦選手に国民栄誉賞!いつ決まったの?

現在の内閣総理大臣である安倍晋三首相が、羽生選手への国民栄誉賞の授与を検討するよう指示したのは2018年3月2日

昨年(2017年)11月に右足首を痛めて、一時は平昌オリンピック出場を危ぶまれながらも金メダルを獲得、フィギュアスケート男子シングルで66年ぶり、冬季オリンピックでの個人種目で日本人初の2連覇を達成した点が評価され、以下のような発表がなされました。

「羽生選手の快挙は日本国民に大きな感動と勇気、社会に明るい夢と希望を与え、東日本大震災の復興への力強いメッセージとなる」
(菅義偉官房長官が記者会見で発表)


この素晴らしいニュースを耳にした元コーチやゆかりの人々からたくさんの祝福やエールが送られ、日本国中が歓喜にわきました。


受賞が決まってから動きが見られない?!一体どうなっているの?

しかし、授与されることが決まってから動きが見られません。
一体どうなっているのでしょうか。

国民栄誉賞は、内閣総理大臣が検討を指示したあと、内閣府が、民間の有識者から意見を聞いた上で、最終的に授与されることを決定します。

『民間有識者から意見を聞く』とされており、首相の判断だけでは決めることできない仕組みになっています。

有識者は授賞対象者に合った分野から選ばれますが、誰から意見を聞いたかは公表されません。正式な検討手続きは候補者の受賞の意思が確認された後に開始されます。

また、授与の検討が公表された後で、取り消されたことはありません

現在は有識者からの意見を聞いている段階と思われますが、羽生選手の国民栄誉賞受賞は確実なのではないでしょうか。


羽生選手の国民栄誉賞授与。現実になるのはほぼ間違いないと思いますが、他にも偉大な功績を残していても受賞していない人たちが多数存在することから、検討に時間がかかっているのかもしれません。

また、現在安倍政権では、森友・加計学園問題等、様々な問題が山積しています。これらの対応にいっぱいいっぱいで、国民栄誉賞の話がなかなか前に進んでいない可能性もありますね。


羽生選手への国民栄誉賞は賛否両論あり

すでに述べましたが、偉大な功績を残したにも関わらず国民栄誉賞を受賞していない人がたくさんいます。

スポーツ選手に限って言えば、例えば、
・オリンピック3連覇を達成した柔道の野村忠宏さん
・オリンピックで金メダルを計4つ獲得した水泳の北島康介さん
・オリンピックで金メダルを計3つ獲得した体操の内村航平さん

彼らが国民栄誉賞を受賞していないのに、何故羽生選手は受賞するの?という意見等もよく耳にします。


先ほども述べましたが、国民栄誉賞の受賞者は以下のように決定されます。
内閣総理大臣が、広く国民に敬愛され、社会に明るい希望を与えることに顕著な業績があったものを選ぶ

『国民に敬愛され』『社会に希望を与え』といった事は物差しでは測れないものですから、基準があいまいで、受賞者が妥当かどうかの判断を難しくしていると思います。

さらに、この文章から考えますと、その競技における実績だけを評価して、受賞を決定しているわけではないという事ですね。

仮に授与の基準を、「国際試合で金メダルを獲得」「通算何勝以上」「観客動員数何人以上」など数値化したら、なんとなく味気ないものになりそうで悲しいですしね。


また、その時の内閣総理大臣が、国民栄誉賞の受賞者を選ぶので、一部からは、国民栄誉賞を政治利用しているという声まで出ています。

どういう事かというと、「今の安倍政権が抱える問題を隠したり薄めたりするために、羽生選手の国民栄誉賞を決めたのではないか!」という意見です。

羽生選手のファンにとってはとても悲しい意見ですね。

でも、国民栄誉賞の受賞者は、その時の内閣総理大臣のさじ加減で決まるというのも少なからずあるでしょうから、仮に誰が選ばれてもこのような意見は出るのかもしれません。


それでは、羽生選手が、『広く国民に敬愛され、社会に明るい希望を与えることに顕著な業績』があったのでしょうか?

これまでの羽生選手の残したフィギュアスケートの実績、そして被災地出身である羽生選手が、被災者に対して大きな希望を与えたのも紛れもない事実。

もはやアイドル並の人気で、多くの人に愛され、彼の行動が与える影響は計り知れないものになっています。

納得されていない方もいますが、こういった背景があり、多くの日本人の思いが「羽生選手に国民栄誉賞を与えよう!」という空気を作り出したのではないでしょうか?

それを受けて安倍首相は受賞を決断したのではないでしょうか。


まとめ

羽生選手に限らず、日本国民に感動と勇気、夢と希望を与えた人物が多いのは幸せなこと。

羽生選手はフィギュアスケート日本男子シングルで初めてのオリンピック金メダリスト。

しかも66年ぶりのオリンピック2大会連続金メダリスト。そして多くの日本人に希望を与えた事は紛れもない時事だと思います。

授与に値する条件を十分満たしているのではないでしょうか。

羽生選手に国民栄誉賞が授与されるのを、楽しみに待ちたいですね!

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