スポーツカーといえば、そのルックスと走りが魅力的なのは言うまでもありません。

この記事では、走りの面、特に最高速度だけに焦点を当て『世界一速い車は何か?』について紹介させていただきます。

世界ー速い車は、もはや日本の新幹線なんか比較にならず、ひと昔前の感覚では信じられない速さになっている事に驚くと思います。それでは本題に入りましょう。

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世界ー速いスポーツカーは?

世界最速は、SSC「トゥアタラ 」最高速度532.69キロ!

といった記事を多く見かけるのですが、これは正しくありません。実はこれ、2020年10月に記録されたものですが、記録時のビデオで色々と不備が指摘されて、SSC社も検証が正しく実施されなかったと認めました。という訳でこれは公式記録としては認められず、幻の記録となってしまいました。

では、2022年9月時点で、テストが実施されて速度が正しく検証された、最速のスポーツカーは何かと言いますと、

ブガッティ・シロン スーパースポーツ 300+

です。

これは、市販車世界最速を記録するためにシロンをベースに開発されたモデルとなります。実際に、2019年8月、ドイツ北部のエーラ・レッシェンで行われた記録会において時速304.773マイル(490.484km/h)を記録して世界最速を塗り替えました。それとともに、史上初めて市販車として時速300マイルを突破した車となりました。

理論上もっと速く走れる可能性がある車もありますが、それらは実際に公式にテストされておらず、公式記録が存在しません。よって、シロン スーパースポーツ 300+が現時点での世界最速の車となります。

ブガッティ・シロン スーパースポーツ 300+のスペックは?

以下が、ブガッティ・シロン スーパースポーツ 300+の基本的なスペックとなります。

エンジンクワッドターボ、8.0リッター W-16
パワー1578馬力
時速0~60マイル
2.6秒 (60マイル=96.56キロ)
最高速度時速304.773マイル(490.484キロ)
価格380万ドル(2022年9月の円換算で約5億円)
製造台数30台

ブガッティは、今後電動化の道を進むことになったと言われています。ゆえに、これが内燃機関を搭載する最後のブガッティといえるかもしれません。

その外観は、見た目通りですが、黒のカーボンファイバーに包まれています。それどころか、エンジンカバーやワイパーもカーボンファイバー製です。これは、航空機や高級スポーティカーのボディにも使われるもので、かなり高コストなものですが、ブガッティレベルともなれば当たり前なのでしょう。

エンジンパワーは最高出力1578馬力。これは、ライバルのスポーツカーと比べて突出している訳ではないです。とはいえ、実際に計測された最高速度は突出しており、全体的にバランスの良い車として仕上がっているのでしょう。

実際に計測された最高速度は490.484キロ!車の最高速度は、もはや、新幹線よりリニアモーターカーの速度の方に近くなってきましたね。

最高速度が最高速度だけに、メーターは500km/hまで刻まれているようです。なので、仮に250km/hまで出したとしても、時計でいえば12時の針の位置くらいにしかならないという凄まじい仕様。

以下は、実際にこのクルマに市場した時の動画となります。

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まとめ

すでに説明しておりますが、理論的には、シロン スーパースポーツ 300+より速い速度が出せる車が存在します。

それは、ケーニグセグ社の「ジェスコ・アブソリュート」、ヘネシー社の「ヴェノムF5」、ブガッティ社の「ボライド」といったクルマ達です。ここ数年で順位がどんどん入れ替わっているので、今後も目が離せません。

僕も状況を確認しつつ、なにか変化がありましたら、記事をアップデートいたします。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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