中国・北京で開催されている、陸上世界選手権。
世界最速の男 ウサイン・ボルトが100m走、200m走、
いずれも金メダルを獲得しました!!
今大会ボルトは、
100mを9秒79
200mを19秒55
で優勝!
200mにいたっては、今大会で4連覇を達成!
陸上世界選手権だけで計10個目の金メダルという
圧倒的強さを発揮!
何が彼の強さの秘密なんでしょうか?
彼の身長・体重は、それぞれ
195cm
94kg
もしやこの高身長が、速さの秘密!?
と思ってちょっと調べてみました。
100m走歴代10位以内の記録を持つ方々の身長:
歴代5位(9秒78)ネスタ・カーター:178cm
歴代6位(9秒79)モーリス・グリーン:175cm
歴代7位(9秒80)スティーブ・マリングス:176cm
歴代9位(9秒84)トレイボン・ブロメル:175cm
歴代10位(9秒85)マイク・ロジャース:175cm
普通に、日本人っぽい(笑)...身長が。
たぶんあまり身長は関係ないのでしょう。
ではでは、なにが速さに影響してくるのでしょうか?
人種による筋肉や骨格の違い、
身長の違い、色々な違いがありますが、
データとして表れている彼の一番の強みは、
歩幅と言えるのではないでしょうか?
ボルトの走行時の歩幅はなんと『2m75cm』!
100mを41歩で走る切る事が可能なのです!!
ボルトの持つ100mの世界記録は、
9秒58!
彼は自身のこの記録を破る事ができるでしょうか?
また、人類は一体どこまで100mの
タイムを縮める事ができるのでしょうか?
ここに興味深い映像があります。
One Race, 100 Years
この映像は、1896年のオリンピックアテナ大会から、
2012年のロンドン大会の100mの記録の変遷を
映像でまとめたもので、とても興味深いです。
(全部英語ですが...)
で、映像を見ていると、ここ最近記録の伸びが
小さくなっていることに気づくと思います。
100mではないですが、走り幅跳びなどいくつかの競技に
おいては、最近の記録の伸びはほぼ止まっている状態で、
1968年以来、記録更新されたのは2回だけだそうです。
こういった統計から見て、現状ですでに走り幅跳びにおける
人間の限界に達しているのかもしれませんね。
同様に、100m走の限界にもうすぐ人類が
到達してしまうかもしれません。
その限界値を9秒4前後としている研究者が、
多いようです。
日本人にも桐生祥秀選手を筆頭に、
最近、期待の新人が多く現れています。
日本人初の100m9秒台も出ましたし、近い将来、世界レベルの決勝で、日本人が表彰台に上がるような日がきたらとても嬉しいですね!!