90年代に一世を風靡したヴィジュアル系バンド!

まずは現在の活動状況に関わらず、90年代当時活躍したヴィジュアル系バンドを紹介していきます。たくさんのバンドがいました!とても懐かしいかぎりです!

そんな懐かしいバンドの中で、2017年11月現在でも活躍しているグループも多数いますので、最後のまとめでその辺にも触れさせていただきます。

それでは、早速紹介していきましょう!!

(ライター:Taka)

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1. X JAPAN(エックスジャパン)


ヴィジュアル系の火付け役。このバンドが出てきたからこそ、ヴィジュアル系バンドブームが始まったと言っても過言ではありません。

40歳代のほとんどの方が「ヴィジュアル系バンドで有名なのは?」という問いかけに、このバンド名を挙げるでしょう。

日本にブームを起こす仕掛けから、海外進出とワールドワイドに活躍しているモンスターバンドです。

最新曲『Born to be free』の動画はこちら
X JAPAN日本ツアー!なぜ?石巻の小さなライブハウスから開始!!

2. LUNA SEA(ルナシー)


ヴィジュアル系全盛期にデビュー。ROSIERあたりのヒットを機に人気が大爆発して、今となっては、モンスター級のバンドとなりました。

しばらくの空白期間がありましたが、その間もソロでの活動は行われており、現在バンドとして再度復活してくれました。

ソロ活動時に培った経験がどのように今後のバンドの中に生かされてくるのか、昔からのファンは楽しみです。

最新曲『Limit』の動画はこちら

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3. L'Arc〜en〜Ciel(ラルク アン シエル)


X JAPANやLUNA SEAより1歩遅れて表舞台に登場してきました。しかし、今となっては2つのバンドと同等、もしくは凌駕するほどの人気を持っています。

人気の元となっているのは、アニソンとのタイアップ。人気アニメ「GTO、鋼の錬金術師、るろうに剣心(幻に近いですが)」など有名どころのエンディングやオープニングを手がけたことにより、一気に火を噴きました。

実は、本人達はヴィジュアル系と考えてないようです。

最新曲『Don't be Afraid』の動画はこちら
ラルクの曲は何故あんなに難しいのか?

4. GLAY(グレイ)


X JAPANのYOSHIKIプロデュースによりデビュー。今となっては日本を代表するヴィジュアル系バンドとなり、ヴィジュアル系に興味のない人でも、聴いた曲が多いと思います。

デビュー当初は5人編成、姿もバリバリのヴィジュアル系(白い化粧に黒服)と今からは想像できません。そして、姿が変わるとともに音楽性も少し変わり、より大衆受けしやすいバンドとなりました。

最新曲『WINTERDELICS.EP~あなたといきてゆく~』の動画はこちら

5. BUCK-TICK(バクチク)


デビューから現在まで30年。ずっと活動中です。(一時期のどうしても休止しなければいけなかった時期を除く)コンスタンスに全国ツアーを行い、まだまだ新曲を定期的に発表してくれています。

このバンドに影響を受けた、次の世代のバンドも多く、トリビュートアルバムには様々なバンドが参加しました。

今年は30周年。さまざまなプロジェクトが用意されているようです。

最新曲『BABEL』の動画はこちら

6. D'ERLANGER(デランジェ)


わずかデビューから1年程の活動期間でしたが、その後に出てくるヴィジュアル系バンドに大きな影響を与えたグループです。決して1人1人が日本でNo1を取れるとはいえないのですが、何か目に見えないカリスマ性があるのでしょう。

復活して再度活動を始めていますが、大きな変化はなく、昔のデランジェが個人個人、レベルアップして戻ってきたという感じで、我々の世代は鳥肌モノで喜んでいます。

最新曲『柘榴』の動画はこちら

7. Gargoyle(ガーゴイル)


現在も現役活動中のバンドです。「宗教」に近いような歌詞が、今までにないインパクトを出していました。曲調はメタル系。ボーカルはデス系の声です。ボーカルの年齢が年齢なだけに、今までよく声が潰れないでいるものです。

メジャーデビューも果たしたのですが、今は敢えてインディーズで活躍しています。

最新曲『SATORI』の動画はこちら

8. ZIGGY(ジギー)


ヴィジュアル系といわない人がいるかもしれませんが、入れさせてください。私が本格的に音楽を目指すきっかけをくれて、一番コピーしたバンドです。

GROLIAの大ヒットの後、なかなか次のヒット曲がでてこず、オリジナルメンバーの脱退が相次ぎ、現在となってはボーカル以外サポートメンバーという状態になってしまいました。

しかしながら、今年は新アルバムのリリース、全国ツアーと精力的に活動し始めました。

最新曲『うたた寝の途中』の動画はこちら

9. AURA


AURAというバンドの名前のとおり、メンバーが各色(赤、緑、黄、紫)と髪を染め、衣装までもその色にして登場。見た目はすさまじく派手です。

音楽としては、イケイケの曲ではなく、キャッチーでポップなやわらかい感じの曲が多いです。アニメ『シティーハンター』のエンディングにも抜擢され「ここからか?」と思いきやメディアから引っ込みます。

シングル発表された「愛・オーランド」はJリーグのベガルタ仙台のサポーターソングになっています。

一旦は活動が止まりましたが、現在は復活し活動を続けています。さすがに昔のような派手さはなくなっていますが。

最新曲『Smile&Smile』の動画はこちら

10. ZI:KILL(ジキル)


何度もメンバーチェンジを繰り返しながら、それでも星の数ほどデビューしてくるバンドの波に埋もれず、日本のヴィジュアル系の中では忘れてはいけない存在となっています。

実際、入れ替わったパートはドラムであり、ある意味そのバンドのノリを決めるパートが変わっても生き残っていくのはすごいことではないでしょうか。

といっても、その入れ替わった人達は、脱退した後のバンドでも活躍するほどの実力者が揃っていました(ラルクのYukihiroやデランジェのTETSU)ので、レベルダウンとかのメンバーチェンジではなかったのでしょう。

ダークな雰囲気の歌詞と曲調、これこそがZI:KILLの特徴です。

11. 黒夢


このバンドほど音楽性が右往左往(いい意味で)したバンドもないのではないでしょうか。

デビュー当初は元祖ヴィジュアルというような出で立ちに、ちょっと暗めの鬱になりそうな歌詞。その後、TV向けなのか、キャッチーでポップな明るい曲。最終的にはパンクに近いような曲調に落ち着きました。

色々な表情を出したということは、それに対応できたということですので、メンバーの音楽性の広さを感じられます。

私は一番最後のパンクっぽい時代が好きでしたけど、皆さんはどうでしょう?

12. DIE IN CRIES(ダイ イン クライズ)


上記「6. デランジェ』解散後、ボーカルKyoを中心にバンドが結成されました。

デランジェの曲というのは、感覚的に重く、土台がしっかりしているイメージでしたが、こちらに関しては、よりポップな感じの仕上がりが多いです。ボーカルが同じでも、バックバンドの質でここまで変わるものなのですね。

このバンドのメンバー、Kyoは前のとおりですが、ドラムは現L'Arc〜en〜CielのYukihiroと現役でがんばっていられる方が在籍していました。

13. Body(ボディ)

上記『6. デランジェ』の他のメンバー、ギターのCIPHER(瀧川一郎)とドラムのTetsuによって結成されました。

こちらのバンドはデランジェの音楽隊の2人が加入していることもあり、ボーカルを見せるというよりも中核となる2人が目立つバンドとなりました。

この2人相手では並みのボーカルでは歯が立たないらしく、楽曲を聴いていてもボーカルが押され気味という感覚を感じました。そのせいもあってか、2年という短い活動期間でした。

14. CRAZE(クレイズ)


そして、Bodyの後に元ZI:KILLのベース飯田成一を迎え誕生したのが、このCRAZEです。

ボーカル探しに難航しましたが、JUSTY-NASTYというバンドの藤崎賢一が加入。正式に活動が始まりました。しかしながら、その藤崎が脱退。その後も何人かのボーカル入れ替わりがあります。

仕方ありません。バックバンドが強力すぎます。この人達と同等のボーカリストなると、相当な経験者が必要となります。というところで最後に落ち着いたのが、これまた元ZI:KILLのTUSK(板谷祐)。

ギターのCIPHER以外、元ZI:KILLという状態になってしまいました。これだけ入れ替わりが激しかった割には活動期間は長く、後世代にも大きな影響を与えるバンドとなりました。

15. D-SHADE(ディシェイド)


CRAZEの影響をモロに受けたバンドです。曲が全てCRAZEっぽいです。

聞き比べてみるとホントにそっくりな曲調で「この曲のメロディー、この曲じゃない?」というのもはっきり分かります。

賛否両論あるとは思いますが、メジャーデビューを果たしたということは、個人個人の実力があったからこそなのでしょう。

16. Janne Da Arc(ジャンヌダルク)


ヴィジュアル系は、X JAPANやLUNA SEAがヒットしていたときには、メディアへの露出機会も多く、歌の専門番組も数多くありました。それだけ世間に知ってもらう機会が多くありました。

その後、歌番組というものがTVからどんどん消えていき、それと同時にヴィジュアル系という分野も少し元気がなくなっていきます。

しかし、そんな中出てきたのが、このJanne Da Arcです。ボーカルYASU(現:ABC:アシッドブラックチェリー)の下、レベルの高いメンバーが集まり、次々とヒット曲を連発していきます。

時代が時代であれば、もっと爆発的に、ともすればLUNA SEAやGLAYなどのビッグバンドを上回るような存在になっていたのかもしれません。

17. MALICE MIZER(マリス・ミゼル)


このバンド名は知らずとも「GACKT」は知っている方は多いのではないでしょうか。中にはGACKTを知ってから、マリス・ミゼルに辿り着いた人もいるかもしれません。そう、GACKTがボーカルを務めていました。

このバンドは、容姿は西洋の昔の貴族のようで、曲調はオペラのような当時は他のヴィジュアル系とは違う音楽性を出していました。もちろん、GACKTも今とは全然違うスタイルで歌っていました。

ライブに行く機会がなかったのが残念でしたが、ライブの演出にも相当凝っていたようで、映像を見ると独特の世界観を持っていることがハッキリと分かります。生で見てみたかったです。

18. BY-SEXUAL(バイセクシャル)


ド派手な頭髪の色が印象的なバンドです。演奏は・・・。ダウンタウン(お笑い芸人)の番組に出演した時に「日本一下手なバンド」と言われた、その発言で察してください。

しかしながら、映画の主題歌に抜擢されることもあったりして、なぜか癖になり聞き入ってしまいます。

19. かまいたち


こちらも出で立ちが結構ド派手なバンドです。

難しい英語のフレーズはほとんど使わず、日本語での歌詞がヴィジュアル系にしては多いのではと思います。

「はちゃめちゃ姫」というアニメの主題歌も手がけ、曲も単純ながらもスピード感のあるノリのよい曲が多いです。

20. SHAZNA


ボーカルのIZAMの存在感が圧倒的なバンドです。見た目はオ○マ?いや、失礼ですが。

CDジャケットの写真なんかはそこらにいる女性よりも綺麗に見えてしまいます。

2017年12月に活動再開を予定しています。

現在でも活躍しているバンドについて

音楽の世界は厳しいものです。特にヴィジュアル系バンドは、メディア露出も少なめですし、現在の音楽業界の様々なジャンルの音楽の進出により、「ヴィジュアルのおっかけをしています」という方も少なくなってしまいました。

昔は、ライブハウスの前を通ると黒服系のヤンキーっぽいお姉さんがたむろしていたのですけどね。今はあまり見かけないです。

それでも、現役でがんばっている人達もたくさんいます。
1~9までは現役バリバリです。中には最近でもニューアルバムを出したりして精力的に活動しているバンドもあります。

90年代というと、今から30年程前となりまので、20歳でデビューしていても50歳です。いいオジサンになっています。

「どうしてここまで長く活動し続けていられるのか?」
この年代のバンドは今のバンドとは質が違うと考えています。(今の人を否定するわけではありません)

売れる、続けていくためには様々な要素があります。

いくらレベルの高い人が集まってバンドを組んでも、売れるとは限りません。マスメディアによる戦略だったり、売れるための曲を作ったりと方法はあるのでしょう。

しかし、今もなお現役で活躍している人達には、1本の筋の通った道というものが見えている気がします。

昔の「音楽をやっている人達」というのは無茶苦茶な人が大勢いました。それは、ヴィジュアル系のみならず、歌手と呼ばれる方々皆さん含めてもそうでした。今、それをやってしまうとSNS上で即炎上するようなことばかりです。

例えば、XJAPANの名物「Xジャンプ」。久しくライブを見ていませんので、今もやっているのかもしれませんが、腕を十字にして曲とともにジャンプ。

これだけならまだいいのですが、必ずボーカルToshiの煽りが曲の始まる前に入ります。

「裸の付き合いしようぜ!上着脱げ!上着!!」
ライブに来ている人の大半は女性です。しかし、男ももちろんいます。そんな中でも女性は惜しげもなく上半身裸になりました(といってもサラシ巻いたりしていましたが)。

他にも、酔って暴れたり、小さなライブハウスにもかかわらず火を吹いてみたり。カレーが辛いとライブのリハーサルから帰ってしまったり・・・
とんでもない人達だらけでした。

少し前に話題になっていたゲス○倫なんてかわいいもので、バンドをやっている人だと、素人でも女をとっかえひっかえという方もいらっしゃいました。

今となっては、体力面での衰えは仕方ありませんが、音楽性に関しては若い時から大きく変わっているようには思えません。それは、各アーティストの心の中に芯があり、ぶれていない証拠なのだと思います。だからこそファンも付いていきますし、アーティストサイドもやっていて楽しいのではないのでしょうか。

現役の定義をこの記事では「生き残っているバンド」と仮定しましたので、上記の9組となりましたが、解散したグループの中でも各メンバーのほとんどが違うバンドというふうに形を変えて活躍しています。

メンバー同士の音楽性の違いや、時代の流れ、レコード会社の戦略ミスなどで解散してしまったバンドは星の数ほどあります。

現在でも現役でいられるバンドは、運よくそれらを引き寄せることができた偶然と、地道にあきらめずに活動してきたということが重なっただけなのではないでしょうか。(プロとして活動するため、演奏が上手いというのは基本中の基本なので考えからは除外)

なんにせよ、今も現役でやってられる方々には、まだまだ走り続けてもらいたいです。

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