L'Arc〜en〜Ciel(以下、ラルクとします)のギタリストです。くわえタバコをしながらドヤ顔で俺を見ろという感じでプレイしています。
見た目の風貌、プレイスタイルを見る限り、ちょっとヤンチャそうですが、その作曲センスは繊細なものがあり、いくつものヒット曲の影にはKenの作曲があります。
バンドのギタリストとしては珍しく、前へ前へと突出するプレイスタイルではなく、あくまでバンドの一員としての立ち位置を安定したプレイでこなしています。
そんなKenの特徴とプレイスタイルを書いていこうと思います。
(ライター: Taka)
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ヒットの裏にはKenの作曲がある
メジャーのきっかけとなった「Vivid Color」、ファン一押しとも言われる「the Fourth Avenue Café」、hydeのボーカル力を存分に活かした「虹」等々、明るい曲からバラード、ラルク独特のストーリー性のある雄大な曲まで、あらゆるジャンルの作曲を手掛けています。
ラルクは全員が作詞、作曲をすることでも有名ですが、Kenの場合は自分の世界観にとらわれることなく、自由なスタイルでジャンルを超えた作曲を行っています。
Kenのプレイスタイル
前述で述べた通り、くわえタバコでのプレイがとても印象的なのですが、注目すべきはそこではなくギターの腕です。自らが様々なジャンルの曲を作曲するだけあって、プレイスタイルも幅広い領域を持っています。
これをこなすには、キチンとした基礎能力が必要です。見た目とは大違いで、1つ1つの音に重きを置いてその場面に合わせたプレイを行います。
ギターでのコードカッティングしかり、ソロプレイしかり。並みのレベルではラルクの他のメンバーの個性が強いのでうずもれてしまいますが、そこを要所要所抑え、並みのレベルよりも1歩進んだ完成度の高いプレイを行うことによりラルクのメンバーとしての立ち位置を守っています。
Kenのギターは本当の原点
ラルクと同時期にデビューしているバンドや、ロック系のバンドでよくありがちなのですが、ギターがとても目立ちます。
派手なソロがあり、歌のバッキングでも忙しく演奏していたり。演奏とは関係ありませんが、衣装なども派手で個性の目立つ方が多いです。
しかし、Kenの場合、風貌は派手目ですがプレイスタイルは決して派手とは言えません。
本来、バンドにおけるギターの役割はアクセントです。曲の流れやリズムは、ベースとドラムが作り出し、そこにボーカルが合わせます。極論、ギターがいなくても曲としては成り立つと思います。
この状態の中へギターというアクセントを投入して曲に味をつけていくのです。それを理解しているのか、ギターを前面に押し出す曲がラルクには少ないです。作曲者がこの考えをもっているのですから当然といえば当然ですが。
Kenのギターのプレイスタイル、コピーをすることにより基礎練習はもちろん、バンドの中でギターは何をしなくてはいけないのか。通常の曲とはちょっと変わった特殊な体験ができると思います。
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