FPSとは略語ですが、代表的なものを上げれば2つあります。
(1) Frames Per Secon(フレームス・パー・セコンド)
(2) First-Person Shooter(ファーストパーソン・シューティングゲーム)

ここで説明するFPSは上記(1)となり、動画等で用いられる言葉となりますが、実は上記(2)のFPSとも密接な関係があり、覚えておいて損はない内容となります。

初心者でもわかりやすいように難しい話は抜きで簡単に説明します。またFPSの違いによって、動画がどのように変わるのかも合わせて紹介します。

(Author: Nanase)

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動画におけるFPSとは何の略か?

すでに冒頭でも書いていますがFPSは、
Frames Per Second(フレームス・パー・セコンド)
の略語です。

この言葉をひとつひとつ説明すると、

フレーム(ス)
ここで言うフレームとは、1枚の静止画像を指しています。フレームスは複数系ですね。2枚以上の静止画像の事ですね。
パー・セコンド
これは毎秒を意味します。

つまり『静止画像が1秒間に何枚表示されるか?』がFPSの意味となります。フレームレートという言葉でも表現されます。一般に、フレームレートがいくらかを表す単位としてFPSが用いられます。

動画は1枚の静止画像を高速で何枚も切り替えて表示して、滑らかな動きを表現しています。誰しもが学生時代に一度は書いたことがあるパラパラ漫画と一緒です。

高フレームレートであれば、つまりfpsの値が高ければ高い程、映像がより滑らかになります。低フレームレートであれば、映像の滑らかさが失われ、カクカクした動きになってしまいます。

ではfpsの違いによってどれくらい違いが出てくるのか?実際に動画を見て体感してみましょう。この動画では1fpsから960fpsまでの違いを確認できます。なお、私達が普段見ているテレビは30fpsとなります。
https://youtu.be/rQz4fOXCjE4

テレビ・映画・ゲームのFPSについて

1秒間に切り替える静止画像の数は、一般的にはテレビで30枚。つまり30fps。映画では24枚(24fps)となっています。

私達が普段目にしているテレビ映像ですと、動きの早いスポーツや、とても早いカメラワークをした時など、テレビ画像がブレブレになって見にくいことがあると思います。これは60fpsになる事で、だいぶ改善されるとは思うのですが、残念ながら現在の放送システムは30fps相当の情報が送出されています。

また、スポーツ映像では、たまにスローモーション映像が流れる事があると思います。その映像、数100ps、もしくは数1000fpsで撮った映像を、実際の時間よりも何十倍もスローにして見せることもよく目にしますね。

ゲームの世界でいうと、アクションゲームや、レーシングゲーム、ゲームのFPS(ファーストパーソン・シューティングゲーム)等の動きの大きなゲームは、fpsが高いか低いかによって、映像表現や操作感に大きな影響を与えます。このようなゲームだと多くの人が60fps以上が望ましいと思っており、120fps対応のゲームもあります。
 
そして、テレビの世界でも、今後始まる予定のスーパーハイビジョン放送では、120fps視聴が可能になるとのことです。

しかしながら気をつけなくてはいけないのは、放送システム側、あるいはゲーム機器といった映像を送る側が120fpsで映像情報を送出しても、それを映し出すテレビ側が120fpsに対応していなければ、きちんとした120fpsの映像が映されないという事です。

Youtubeも現状60fpsまでしか対応していません。ですので、現在の主流はまだ30fps。良くて60fpsというのが現状です。

反対に、監視カメラ等は、滑らかな映像はそれほど必要なく、3〜5fpsでも十分に役目を果たせますので、このような低いfpsで運用されています。

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まとめ

fpsの値が高くなるほど、より滑らかな映像となります。ですが、その分だけデータ容量が多くなります。30fpsが60fpsになれば1秒間に必要なデータ量は2倍、120fpsなら4倍となります。画質がよすぎたり、FPSが高すぎると、映像配信の際にネットワークに大きな負担をかけるので、程よい画質、程よいFPSで効率の良い運用がなされているのが現状でしょう。

5Gの開始やハードウェアの進歩により解決される問題ではありますが、果たしていつ120fps時代が来るのか?人間の目でどこまで違いが感じ取れるのか体験してみたいです。

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