絶叫マシン好きにはたまらないジェットコースターをランキング形式でご紹介したいと思います。
今回注目したのは『速度』です。
『速度』=『絶叫度』とは必ずしもなりませんが、『速度』は人を惹きつけるチカラを持っていると個人的には思いますし、何より、速い速度で颯爽と風を切って行くジェットコースターに乗るととても気持ち良いですよね!(絶叫マシン好きには^^;)
さて、それでは、世界中のジェットコースターの中から厳選した、速度ランキングベスト10です。なお、本ランキングは現在営業しているジェットコースターのみ扱いました。(※但し、ひとつだけ近日オープンのものがあります。オープン後更新いたします)
(Author: アール)
目次(タップでジャンプ)
第10位:ミレニアム・フォース(150 km/h)
2000年の開業当初は、世界で一番高く、一番速いジェットコースターでしたが、数々のジェットコースターに追い抜かれて今では現在10位となっております。
4人乗りの車体が9台連結しており、一度に36人も乗れる回転効率の良いジェットコースター。94mの高さから、約80度の傾斜を一気に91mも急降下して、最高速度の150㎞/hに達します。
第10位とはいえ、速度の低下も少なく、ハイスピードで駆け抜ける爽快感から、満足度はランキング上位のコースターにひけをとらないものと感じます!!(オハイオ出身の友人談)
場所 | シダーポイント (アメリカ・オハイオ州) |
最高速度 | 150 km/h |
---|---|---|---|
最高点 | 94m | 最大落差 | 91m |
全長 | 2010m | 乗車時間 | 2分20秒 |
第8位:スチールドラゴン2000(153 km/h)
次は第9位を飛び越して第8位となります。というのも、第8位の記録を持つジェットコースターが2つあるからです。そのうちの1つをまずご紹介いたします。
スチールドラゴンは、日本のナガシマスパーランドにあるジェットコースターなので、ご存知の方も多いことでしょう。コース全長はなんと世界一の2479m、高さ97mからのファーストドロップは68度の角度で、落差93.5mを降下していき153㎞/hに達します。
4人乗りの車両が7台連結され、一度に計28人乗車可能。特徴はシャシーの上にバケットシートを置いただけで囲いがないという事。足をブラブラさせたまま乗車することになるので開放感抜群!!
場所 | ナガシマ スパーランド (日本・三重県) |
最高速度 | 153 km/h |
---|---|---|---|
最高点 | 97m | 最大落差 | 93.5m |
全長 | 2479m | 乗車時間 | 3分30秒 |
第8位:フューリー325(153 km/h)
同じく第8位のフューリー325です。99mという最高部から81度の角度で急降下、最大落差98mのファーストドロップで153 ㎞/hに達します。
横一列4人掛けで8列、同時に32人が乗車可能です。このランキングでは乗車人数が一番多いコースターとなります。
また、実は高いところからの急降下で最高速度が出るのはこのランキングではここまでです。これより先は、停車状態からの急加速で最高速度が出るタイプとなります。
場所 | カロウィンズ (アメリカ・ ノースカロライナ州) |
最高速度 | 153 km/h |
---|---|---|---|
最高点 | 99m | 最大落差 | 98m |
全長 | 2012m | 乗車時間 | 3分25秒 |
第6位:タワー・オブ・テラー2(160.9 km/h)
さて、またしても第7位を飛ばして第6位となります。同じ記録のコースターが2つあるためです。まず最初の第6位は、タワー・オブ・テラー2です。日本にもディズニーシーにタワーオブテラーがありますが、こちらはオーストラリアにあるジェットコースターとなります。
これまでのランキングでは、高い場所から自然落下で急降下していくタイプでしたが、このコースターは、停止状態から一気に加速するタイプになります。(日本で言えばドドンパのようなものと言えばわかるでしょうか?)
14人乗りの車両が、最初の7秒間で0km/hから一気に160.9 km/hまで加速してレールを駆け上がり、最高点の115mに達します。さらに、そこから108.3mを垂直に落下していきます。
ループは形成しておらず短時間で終了しますが、急加速から、さらにフリーフォールという絶叫マシン好きにはたまらない時間が凝縮されていますね。
場所 | ドリームワールド (オーストラリア) |
最高速度 | 160.9 km/h |
---|---|---|---|
最高点 | 115m | 最大落差 | 108.3m |
全長 | 376.4m | 乗車時間 | 28秒 |
第6位:スーパーマン:エスケープ・フロム・クリプトン(160.9 km/h)
同じく第6位なのですが、実はテーマが違うだけでほとんど同じ内容のコースターとなります。先ほどは、ディズニーでおなじみのアトラクション「タワー・オブ・テラー」でしたが、今回は「スーパーマン」がテーマのアトラクションです。
これも「タワー・オブ・テラー2」と同様に、停止状態から急加速して約7秒間で160.9 km/hに達します。そして垂直のレールを駆け上がり、126.5mの最高点から垂直落下していきます。そして、全長、乗車時間ともにほぼ同じとなります。
場所 | シックス・フラッグス・ マジック・マウンテン (アメリカ・ カリフォルニア州) |
最高速度 | 160.9 km/h |
---|---|---|---|
最高点 | 126.5m | 最大落差 | 100m |
全長 | 376.4m | 乗車時間 | 28秒 |
第4位:ド・ドドンパ(180 km/h)
またしても、第4位が2つあるため、第5位は飛ばします。まず最初に紹介する第4位は、実はまだ営業を開始しておりません(2016年6月28日時点)。開始を見越しての紹介となります。(営業開始は7月15日となります。開始後さらに記事を更新いたします)
絶叫マシン好きであれば、富士急ハイランドにドドンパというジェットコースターがあったことはご存知でしょう。そのドドンパが、装いもあらたリニューアルして、最高速度もアップして帰ってきます。
停止状態からの急加速で、最初の1.56秒で一気に180km/hに達します。もちろん初代ドドンパ超えです。最高速度に関しては上がいますが、加速度に関しては世界一と言えるでしょう。
身体で感じるスピード感としては、最高速度より加速度が影響すると思いますので、世界で一番スピード感を感じる事ができる絶叫マシンと言えるかもしれません。
しかし、乗車定員がわずか8名のため、効率が悪くかなりの待ち時間を要するのがつらいところですね。
場所 | 富士急ハイランド (日本・山梨県) |
最高速度 | 180 km/h |
---|---|---|---|
最高点 | 49m | 最大落差 | - |
全長 | 1244m | 乗車時間 | - |
第4位:レッド・フォース(180 km/h)
同じく第4位は、スペインのフェラーリランドにある、『レッド・フォース』です。
これも、停車状態から急加速して5秒間で180km/hまで加速します。そして、ほぼ垂直のレールを駆け上がり、112mの最高地点に辿り着いた後、一気に落差105mを急降下していきます。
1車両に4名乗車で、3両連結、計12名乗車となっています。しかし、フェラーリおなじみの跳ね馬マークがカッコイイですね!
場所 | フェラーリランド (スペイン) |
最高速度 | 180 km/h |
---|---|---|---|
最高点 | 112m | 最大落差 | 105m |
全長 | 880m | 乗車時間 | 30秒 |
第3位:トップ・スリル・ドラッグスター(193.1 km/h)
ついにベスト3です。第10位のミレニアム・フォースと同じアメリカのシダーポイントにある『トップ・スリル・ドラッグスター』です。世界ランキング10位以内に2つもジェットコースターが入るという、シダーポイントはすごい絶叫マシン天国のような遊園地ですね!
0km/hから193.1km/hまで3.8秒間で一気に加速します。その後、垂直のレールを駆け上がって、急降下するのは他のコースターと同じですが、第4位のレッドフォースと比べて最高速度が13km/hアップ、最高点の128mから落差121.9mの垂直急降下の際にひねりが加わり、絶叫度が増しています。
定員18人で、車両の発射間隔もさほど長くないため、ドドンパと比べればだいぶ回転率が良いようですね。
場所 | シダーポイント (アメリカ・オハイオ州) |
最高速度 | 193.1 km/h |
---|---|---|---|
最高点 | 128m | 最大落差 | 121.9m |
全長 | 853m | 乗車時間 | 30秒 |
第2位:キングダ・カ(206 km/h)
さて第2位は、シックス・フラッグス・グレート・アドベンチャーにある『キングダ・カ』です。
これも、第3位のトップ・スリル・ドラッグスターと同じようなコースレイアウトとなっていまが、キングダ・カの加速力、最高速度、最高地点はさらに上を行きます。3.5秒で、0km/hから206km/hの最高速度に達して、垂直のレールを駆け上がり139mの高さに達します。そして同様にひねりを加えながら垂直のレールを127mも急降下していきます。
なお、キングダ・カの最高点139m、及び、最大落差127mは、現在の世界記録となります。
場所 | シックス・フラッグス・ グレート・アドベンチャー (アメリカ・ ニュージャージー州) |
最高速度 | 206 km/h |
---|---|---|---|
最高点 | 139m | 最大落差 | 127m |
全長 | 950m | 乗車時間 | 28秒 |
第1位:フォーミュラ・ロッサ(239.8 km/h)
栄えある第1位は、フェラーリ・ワールド(アラブ首長国連邦)にある『フォーミュラ・ロッサ』です。
0 km/hから4秒間で最高速度239.8 km/hに達し、ぶっちぎりで世界No.1の記録となります。
このランキング内のコースターでは、急加速して垂直のレールを登り、そのまま垂直落下して終了というコースレイアウトが多いのですが、フォーミュラ・ロッサは全長2070m程あり、そこそこ長い時間楽しめるようです。
定員16人乗りの車両もF1のフェラーリを模した形をしており、300 km/hを超える実際のF1の速度にはかないませんが、絶叫マシンとして十分な速度でしょう!
場所 | フェラーリ・ワールド (アラブ首長国連邦・ アブダビ) |
最高速度 | 239.8 km/h |
---|---|---|---|
最高点 | 52m | 最大落差 | 51.5m |
全長 | 2070m | 乗車時間 | 1分32秒 |
まとめ
私自身、絶叫マシン好きで、良く富士急ハイランドに行くのですが、まさかドドンパを超えるジェットコースターがこんなにあるとは思っていませんでした。
第一位はぶっちぎりでフォーミュラ・ロッサでしたが、なんとこのジェットコースターの先頭に乗っていた人に鳩がぶつかるという恐ろしい出来事がありました。ただ、幸いその方は何事もなく無事でした。
速度を上げれば上げるほど、何かあったときの衝撃・影響などが大きくなるでしょうから、ただ単に速度競争するのはどうだろうか?という気持ちが私の中ではあります。
一方で、私の本能がF1の速度(300km/hオーバー)を生で体験してみたいと言っています(笑)。しっかりと安全を確保した上での健全な速度競争をしていただきたいものです。
今回は、ただ単にジェットコースターの『最高速度』に焦点をあてていましたが、次回は『絶叫度』に焦点をあててランキングを作成したいと思います。
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