昨シーズンは、平昌オリンピックで銀メダルを獲得したロシアのエフゲニア・メドベージェワ選手。

そんな彼女が、羽生結弦選手らを指導するブライアン・オーサーコーチに師事するというビッグニュースが飛び込み、フィギュア界をざわつかせています。

なぜ長い間師事していたエテリコーチの元を離れ羽生選手と同じオーサーコーチを選んだのか?

今回はそこに迫ってみたいと思います。

(ライター・myk)

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移籍までに至った経緯となぜ今、このタイミングなのか

ことの発端は日本時間5日、メデベージェワ選手がエテリ・トゥトペリーゼコーチとの師弟関係を解消し、オーサーコーチに師事する可能性があることをロシアメディアが報じたことでした。

これに対し、エテリコーチはインタビューで「メドベージェワ選手とは4月中旬から音信不通で、移籍の話はテレビで知った」と語っています。

また、同インタビューではメドベージェワ選手が同門でオリンピック金メダリストのザギトワ選手を「もう1年ジュニアにいさせられなかったのか」と問い詰められ、たしなめたことを暴露していたことから、ネット上ではエテリコーチとメドベージェワ選手との不仲説がささやかれていました。

 

そして7日、メドベージェワ選手本人から公式に「オーサーコーチに師事する」と発表がありました。

発表時のコメントにはエテリコーチへの感謝の意がつづられ、移籍理由についても語られていました。

(移籍理由についてはのちほど言及します)

 

今、このタイミングでの移籍はルール変更が原因?

ロシアのスポーツ専門メディア「スポルトエクスプレス」は、5月にISUが発表予定の新ルールが移籍のきっかけになったのではないかとも報じています。

このルール変更はジャンプの基礎点を下げる、フリーの競技時間の短縮などの見直しが行われるというもので、プログラムの構成において技術面と芸術面のバランスを取るという目的で行われます。

メドベージェワ選手はこのルール変更をケガのことも含め自分にとって最大限に有利になるようにしたいという意図があると見ています。

 

羽生結弦選手やハビエル・フェルナンデス選手を擁するオーサー陣営。

彼らはいずれも質の高いジャンプと高い芸術性の両方を兼ね添えた選手です。

よってメドベージェワ選手が求めているのは高難度のジャンプよりも高い芸術性なのではないかと、同メディアは推測しています。

 

羽生結弦選手との関係は?

ここで気になるのが、羽生結弦選手との関係です。

メドベージェワ選手は憧れのスケーターに羽生選手の名前を挙げており、エキシビションやバンケットでのツーショットを度々SNSにアップしていました。

では、メドベージェワ選手がオーサーコーチの元へ行くことになった理由に羽生選手の存在は関係しているのでしょうか?

 

メドベージェワ選手は移籍理由について、「新しい可能性や異なる指導法を活用するため。また、最高レベルのロシア代表であり続けるため」と語っています。

オーサーコーチのインタビューによると、メドベージェワ選手から連絡があったのは4月2日。

実際にメドベージェワ選手とメドベージェワ選手の母を交えて面会したのは4月22日のことでした。

その中でメドベージェワ選手は、現在の環境やコーチを変えたいと申し出たそうです。

(その理由こそ明らかにしませんでしたが、エテリコーチやスタッフに対しては敬意を表していたとのことです)

メドベージェワ選手本人も、オリンピックの結果を受けて何か新しい変化を求めていたのかもしれないですね。

 

またロシアの女子選手は国内のレベルの高さゆえ入れ替わりが激しく、短命の選手が多いのも現状です。

そこで自身のケガの状態も鑑み、息の長い選手として更なるステップアップをしていくためにオーサーコーチを選んだのではないかと私は推測します。

よって羽生選手のような質の高いジャンプと高い芸術性を兼ね添えたスケーターという目標はあれど、羽生選手を追いかけて...というわけではないと言っていいでしょう。

 

まとめ

オリンピック後に選手がコーチを変えるというのはよくあることですが、これは最大のビッグニュースでしたね。

ましてやロシア人選手が他の国のコーチの所へ行くのは極めてまれなので、私自身もかなり驚きました。

 

それにしても、メドベージェワ選手の演技がオーサーコーチのもとでどのように変わっていくのかは非常に気になるところです。

来シーズン、更に磨きがかかったメドベージェワ選手の演技に期待したいですね!

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