今シーズン、序盤から目を見張る勢いで駆け抜けた樋口新葉(わかば)選手。

残念ながら平昌オリンピック出場はなりませんでしたが、今月19日から行われる世界選手権の代表に選出されました。

今回は、そんな樋口新葉選手の演技の特徴や今季のプログラムについて書いていこうと思います。

(ライター:myk)

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樋口新葉選手のプロフィール

樋口新葉選手は、東京都出身、2001年1月2日生まれの17歳。

“新葉”という名前は、2001年1月2日という「新世紀の始まり」にちなんで名付けられました。

3歳のとき母のすすめでスケートを始め、4歳から岡島功治コーチに師事しています。

非常に気が強く、「ありえないミスをすると悔しさで泣いてしまう」という負けず嫌いなところがある反面、平昌オリンピックの銀メダリスト・ロシアのメドベデワ選手や競泳の池江璃花子選手とは大の仲良しという社交的な一面も持っています。


これまでの戦績

2014-2015シーズンに出場したジュニアグランプリファイナルでいきなり3位を獲得し、一気に頭角を現した樋口選手。

その後の全日本選手権ではジュニアから推薦出場、シニアの選手に交じって3位に入る健闘ぶりを見せ、見る人に鮮烈なインパクトを与えました。

その後も、世界ジュニア選手権で2年連続の銅メダル。活躍の場をジュニアからシニアに移します。


シニアデビューの2016-2017シーズン。四大陸選手権9位、世界選手権11位と不本意な結果になってしまったものの、シーズンラストの国別対抗戦では自己ベストとなる216.71点を記録。有終の美を飾ることができました。


そして今シーズン。

ロンバルディア杯ではロシアのザギトワ選手との激しい戦いを見せ2位に。シーズン初戦ながら217.63点と自己ベストを更新する大活躍を見せました。

続くグランプリシリーズでもロシア大会で3位・中国大会で2位と快進撃を続けます。

念願叶って出場を果たしたグランプリファイナルでは6位。

同月に行われた全日本選手権では痛み止めを飲んで出場、4位に入るも残念ながらオリンピック出場はなりませんでした。

しかし、オリンピック後に行われたチャレンジカップでは見事優勝、3月19日から行われる世界選手権でも活躍が期待されます。


演技の特徴

樋口新葉選手の最大の武器は、”ジェット新葉”とも称されるスピード。

猛スピードに乗って繰り出される大迫力のジャンプは、見ていて非常に爽快感があります。

得意とするジャンプは3ルッツー3トウループのコンビネーション。

今季はフリーに2回このコンンビネーションを組み込んでいて、大きな得点源になっています。


また、ダイナミックなジャンプとは裏腹な艶やかな表現も、彼女の持ち味の一つ。

17歳とは思えないしっとりとした大人の表現は、国際大会でも高く評価されています。


そして、今季は何といってもフリーのプログラムに注目してほしいです。

フリーの音楽は、映画「007 スカイフォール」のテーマ(振付:シェイリーン・ボーン)。

ジェームズ・ボンドに扮した樋口選手が映画のシーンに出てくる多彩なアクションをイメージしたパワフルな振り付けで魅せるこのプログラムは、「ワカバボンド」として多くのフィギュアファンから愛されています。

男性を演じるというだけあって、パワフルでスケール感のあるスケーティングが汚くならず、フィギュアスケートの表現として成立するのは樋口選手のスケーターとしての力量があってこそ。

樋口選手の魅力が最大限に生かされた、まさにはまりプログラムと言えるでしょう。



まとめ

ジュニア時代から実績を積み、紆余曲折を経て着実に成長を遂げてきた樋口選手。

今季は彼女にとってとりわけ大きく成長できたシーズンであるといえるでしょう。

樋口選手はオリンピック出場を逃してしまったことを受けて自身のツイッターで、”これから倍返しの始まりだ”と語っています。

今月のチャレンジカップを皮切りに、樋口選手の”倍返し”はもうすでに始まっていることでしょう。

この悔しさをバネに、世界選手権という大舞台で更に進化した演技を期待したいですね!

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