平昌オリンピック、盛り上がっていますね!

男子フィギュアは日本人選手が1、2フィニッシュという最高の形で終えることができました。

しかし、その男子フィギュアで審判の不正採点疑惑が浮上し、国内外のメディアで問題になっています。

今回は、不正採点疑惑の問題からフィギュアスケートのル-ルまで、簡単に説明していこうと思います。

(ライター:myk)

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男子フィギュアの不正採点疑惑について

スペインやドイツ、メキシコのメディアは平昌五輪フィギュアスケート男子シングルで中国人審判のチェン・ウェイグアン氏が自国選手に意図的に高得点を与える不正疑惑が浮上したと伝え、国際スケート連盟(ISU)が調査する方針を固めたと報じました。


チェン氏は中国の金博洋(ボーヤン・ジン)選手のショートで技術点にただ一人最高得点を連発。

対して、宇野昌磨選手のトリプルアクセルの出来栄え点には審判員の中で唯一-1を付けています。

更に、フリーではボーヤン選手の技術点で13項目中9項目に最高得点、構成点でも一人だけ最高得点を付けているのに対し、宇野選手の構成点ではチェン氏だけが低評価。またフェルナンデス選手のコンビネーションジャンプには唯一出来栄え点に-1、構成点では全項目で最低点を付け、露骨にボーヤン選手を上げ、他選手を下げる評価をしていました。

中国からはハン・ヤン選手も出場していましたが、ハン・ヤン選手に対する露骨な不正はありませんでした。

下の画像が問題となった採点表です。


一番上に採点者の国籍が書いてあります。中国人採点者が、自国の金博洋選手に対して非常に高い得点をつけているのが見て取れると思います。

他国の採点者が金博洋選手に対してつけた得点は100点前後。しかし、中国の採点者は112点という平均より10点以上も高い得点をつけています。


フィギュアスケートの採点方法

そもそも、フィギュアスケートの採点方法はどのようになっているのでしょうか?

フィギュアスケートは、技術点と構成点の合計を競う形で行われます。


技術点(TES)
技術点は、一つ一つの技に対する評価です。

最近フィギュアスケートの放送で画面左上に点数が表示されるようになりましたが、それがこの技術点です。

フィギュアスケートの技はジャンプ、スピン、ステップ、コレオシークエンスの4種類からなります。

それぞれの技には難度に応じた基礎点が割り振られ、基礎点と技の完成度に応じた出来栄え点(GOE)の合計で点数が決まります。

出来栄え点は+3~-3(4回転ジャンプの場合は-4まで)。技の質が良いほど高い出来栄え点を得ることができるし、逆に失敗すればマイナスになってしまいます。


構成点(PCS)
構成点は、主に表現に対する評価。

以下の5つの要素(ファイブコンポーネンツ)からなります。
1.スケーティング技術

2.技と技のつなぎ

3.演技力

4.振り付け

5.音楽解釈

この5項目を、10点満点で評価します。


不正採点と思われる得点は順位に影響したのか?

男子フィギュア終了後に明らかになった今回の不正採点疑惑。

順位に影響することになるのだとすれば心配ですよね...。

現行ルールでは、フィギュアスケートのジャッジは9人。

そのうち、
出来栄え点と構成点の採点は、最高点と最低点を省いた7人の平均値を算出するシステムを取っています。

今回は一人の審判員が不正を行ったとされるため、順位にさほど影響はないと言ってもいいでしょう。

 

まとめ

日本人としては最高の結果で終えることができた男子フィギュアでしたが、競技終了後にこうした問題が出てきたのは予想外でした。

何より、今回不正に良い点数をつけたとされているボーヤン・ジン選手の演技は素人目で見ても素晴らしいものだっただけに、こういった形で悪いイメージがついてしまう可能性があるのはフィギュアファンとしてもとても残念だし、悲しいことだと思います。

フィギュアスケートは採点競技という特性上、今回のような疑惑が出てしまうのはやむを得ないのかもしれません。

しかし、競技である以上公平公正なジャッジが求められるのは当然のこと。

今回のような不正疑惑に振り回されるのは選手の方だし、こうした問題が出てきてしまえば競技全体のイメージダウンにもつながります。

ルール変更が多いフィギュアスケートですが、今後ISUには選手に対してルールを課すだけでなく、こうした不正対策にも尽力してほしいと心から思います。

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