阪神原口選手、2018年活躍が期待できるか?
2018/03/08 [本日] 0 views [累計] 136 views
2017年度、セリーグ2位で締めくくった阪神タイガース。広島カープの強さには圧倒されましたが、正直取りこぼしもあったような気がします。
活躍するべき選手が活躍していたら、もっと上に行っていたと思うのは私だけではないと思います。
その中でも本記事では、原口選手にスポットをあててみたいと思います。
(ライター: しばやん)
原口選手の昨シーズン
彼のキャンプでの期待値はかなり大きかったと思います。まだ若手ですが、金本監督就任と同時に一気に若返りをした選手層ですから、取り残されないよう必死でした。昨シーズンの原口選手は、結果的に打率226、打点25と低迷しています。監督に使って貰えなかったのは、たまたまではなく結果を残せるだけの期待を持って貰えなかったからです。
しかし、原口選手は数字には表れていませんが、ここぞという時に一発を打ちチームの勝利に貢献してきました。試合の前半ではなく、後半で追加点を奪う、もしくはサヨナラ打を打つ、チャンスに強い印象を持ちました。
あとは、レギュラーになって、他の選手との競争に勝つことが課題であります。打順も5番や6番以降が多く、打線の繋ぎの役目を期待されていました。特に金本監督は、彼の打撃力を買っていたと思われます。
そんな彼が今後活躍する為に必要なものはなにか探っていきましょう。
2018年 期待すべき原口選手のキャンプ動向
選手にとって結果を残すために必要なものは、言うまでもなく練習量です。しかも量だけではなく、質も大事になってきます。ただ闇雲に打ったり投げたりするだけでは、少年野球と変わりません。プロなのですから、もっと専門的に理にかなった練習方法でやるべきです。原口選手の秋季キャンプの意気込みは?
原口選手は秋季キャンプに向けて以下のようなコメントを残していました。
「ファームに落ちてから、課題を持ってやってきた。ある程度、形になっているので、振り込んでよくしていけたらと思います」
引用元:http://www.sanspo.com/baseball/news/20171101/tig17110105010002-n1.html
課題を持ってやってきたと答える彼に、ある種危機感を感じました。また、このままでは1軍どころか選手生命も危ういと思っているとも感じました。
それくらい追い込まれないとなかなかレギュラーシーズンでは結果は残せないでしょう。打ち込みを重点的に行ない、ボールを少しでも前に飛ばす彼のバッティングは魅力的ですが、弱点があるなら変化球に弱い点です。
まっすぐに対して無理なく踏み込めるのですが、相手ピッチャーはストレートと同じ軌道で変化球を投げて来ます。まだまだ若い原口選手にとっては、経験を積まないと、しかも実践で積んで行かないと物にならないでしょう。
結局のところ、守り以上に打撃に期待を持たれている訳ですから、少なくとも『打率3割 打点50以上』をキープ出来る選手に仕上げて欲しいです。
打率3割を打つには、苦手投手が居ても、ある程度ヒットを打てる技術が必要不可欠です。原口選手にはまだムラがあり、ヒットを量産出来るだけの結果も希望的観測も観られていません。
少し厳しい言い方になりましたが、それだけ私は原口選手に期待していましたし、阪神にとって欠かせない存在であると思っています。
2018年シーズン活躍する為の指針
他の選手の名前を出すのは、少し恐縮ですが、大山選手を例に出してみますと、彼はある意味マイペースです。マイペースとは良い意味で、周りの空気に左右されません。あくまでも自分の間合いで打ち、自分の雰囲気を持っています。そういうものを原口選手にも持って貰いたいです。要はメンタル面でのがめつさです。失敗しても平気な顔してベンチに帰るくらいの度胸がないと中心的な選手にはなれません。
では、2018年シーズン活躍するにはどうするのか。
練習量もそうですが、自己分析を徹底的にするべきです。特に自分が苦手とする投手、打席、失敗したケースを洗い出して、一つ一つ丁寧に分析すると沢山の収穫はあると思います。
ビデオで振り返ったり、コーチに訊いたり、チームメイトに自分はどういう点が劣っていたか等、訊きにくい質問をぶつけることです。なかなかプロ野球選手までなった人がそういうことは出来ないものです。
でも崖っぷちなら、恥もかき捨て、思い切り自己改革するべきです。そうすると自ずと結果は出て来ます。2018年シーズン大きな活躍をするでしょう。彼の持ち前のパンチのある打力が戻って来ると思います。
このように、原口選手の2018年における活躍が期待できるか書いて参りましたが、いかがでしたでしょうか。
阪神ファンの皆さんも、そうではない皆さんもそれぞれの考えがあると思います。私は今回はいちファンとしてではなく、あくまでも上から目線で書かせてもらいました。
お前は何様だ!と言われるかもしれませんが、これも愛情の裏返しです。原口選手がこの記事を読んでくれるか分かりませんが、彼の活躍を大いに期待しています。
最後に、お立ち台でいつも彼が言うフレーズで締めくくりたいと思います。
「必死のパッチで 頑張りました!」
2018年の活躍を期待しております。
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